Tibet / AAAAlx チベット人作家ウーセルのブログエントリー「どちらがオリエンタリズムなのか?」。ウーセルの英訳記事を掲載しているブログ「High Peaks Pure Earth」で昨年もっとも読まれた記事の一つだったという。小説「失われた地平線 」が西洋人に今も人気であり、「シャングリラ」とか「オリエンタリズム」という言葉に反応し易いからであろうか?もちろん内容もパンチが効いててすばらしい。 どちらがオリエンタリズムなのか? ■西洋人のシャグリラ・コンプレックス……中国人研究者の批判 2008年にチベット全土で抗議行動が起きた時、中国の主流の学者や作家の間にとても面白い反応が見られた。 例えば、専門のチベット研究者ではないという清華大学教授の汪暉、チベット研究者という中国人民大学教授の沈衛栄だ。2人はともに著書などで、西洋には「シャングリラ・コンプレックス」「シャングリラ神話