捜査関係書類15点を自宅に隠していたとして、千葉県警監察官室は24日、千葉北署地域課の巡査部長の男(54)を公用文書等毀棄(きき)容疑で千葉地検に書類送検したと発表した。 自宅からはほかにも、勤務先から持ち出した書類99点が見つかり、同室は24日、巡査部長を停職3か月の懲戒処分とした。巡査部長は「書類を遅れて出して上司に叱責され、軽蔑されるのが嫌だった」と説明している。 送検は20日付で、巡査部長は24日、依願退職した。発表によると、巡査部長は2012年3月5日~14年5月1日、成田、千葉北両署管内で起きた窃盗事件6件の捜査関係書類15点を自宅に隠した疑い。 隠していたとされるのは、被害届、被害品に関する書類、自動車盗事件の被害車両から採取された指紋の資料など。自動車盗は06年2月に発生し、翌3月に被害車両が発見された後、巡査部長が捜査に加わって指紋を採取した。容疑者が逮捕されないまま13