※以下、歌詩からの引用は『・・・』で表します さだまさし 「まほろば」 の歌詩にある 『例えば君は待つと 黒髪に霜のふる迄 待てると云ったがそれは まるで宛て名のない手紙』 の多くの説がある 『宛て名のない手紙』 の意味について考えます。 なお、歌詩から考察に必要な所は引用しています。 『馬酔木(まよいぎ)』 にあるように【迷い】と、 『うたかたの時 押し流してゆく』 にあるように【時や自然の摂理】が 「まほろば」 の歌の2大テーマだと思います。 君を捨てるか 僕が消えるか いっそ二人で落ちようか』 「蜘蛛の糸」から芥川龍之を連想する方がいますが、芥川の蜘蛛の糸は天国から真っすぐ垂らしています。この場合、伸びたり振り子のように揺れることはあっても「たわみ」はしません。また、支えるのではなく握らなくてはなりません。ここは、ピント横に張られた頼りない糸に乗りたわんで切れそうになっていると考える
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