8月24日(木)午後6時21分、ミスターK-1として、K-1ブームの最大の立役者となった鉄人アンディ・フグが急死した。 死因は「急性前骨髄球性白血病」。享年35歳というあまりにも若すぎる生涯一一 偶然にも私はそのアンディの最後の面 会者となり、生涯最強の敵と闘った死に際に立ち会うことができた。 それは、アンディ・フグという生涯武道家としての人生を全うした男を、一人でも多くの人に伝えるという使命を与えられているように、私には思えた。 文◎谷川貞治(SRS・DX編集長) それは、フィリォが優勝した8・20Kー1横浜開幕戦の翌日の8月21目(月)のことだった。私は偶然にも、アンディ・フグがきわめて重い病気で都内にある日本医科大学付属病院に入院したという話を耳にした。まず、大会の一夜明け記者会見が開かれる前の早朝、石井和義館長が一人で病院に駆けつけた。 そして、会見の後、新高輪プリンスホテルの庭園
JR赤羽駅東口を降りて目の前の道路を直進するとLaLaガーデンという小奇麗なアーケード付き商店街が続いている。 常にオヤジ臭い空気が充満する赤羽の街の中でも唯一真新しい感じの商店街が連なっているLaLaガーデン。しかしよく見ると店舗構成も道端を歩く人々も下町仕様な事には変わりはない。 駅に近い方面はチェーン店系が多く、大して見所もないのでさっさと先に進む。この先に「みやこ豆腐」という凄い豆腐屋があると聞いてやってきた訳だが、何のことはない。例の赤羽漫画を読んで是非行ってみようという事になった訳である。 何度かLaLaガーデンを通ってみて、最初は何の変哲もない商店街だという印象を受けたが、よく見ると怪しげなフェチビデオ専門店が隠れていたりとなかなか癖のある商店街であることが徐々に分かってきた。 LaLaガーデン内でメジャーな商業施設と言えばダイエーだったりする訳だが、負けてはいないのがディス
古くは日光街道の宿場町、今では都心近郊のベッドタウンで交通の要衝、北千住駅に程近い、荒川土手が目前に迫る千住大川町の一角、何の変哲もない住宅地にぽつんと立つ、一軒のラーメン屋がある。 その名も「ラーメン菊や」。 ここ千住大川町に店を構えてかれこれ40年近いという地味ながらも老舗な佇まいの店は、カウンター6席しかないという小ささに加えて、昔ながらの木造平屋建ての民家の一角に作られた外観がなんともシブイ。 しかもこの「菊や」は東京ラーメン界でもかなりキワモノ的な存在として扱われている店の一つだ。確かにこの外観は怪しすぎる。店の玄関のガラス戸には「コーヒミルク」「納豆」「ジョロコン」「アルカリ」など一見するとラーメン屋なのに意味不明なキーワードが並ぶ。 勇気を出して中に入ると本当に店の中が狭い。個人宅の軒先でやっているくらいのこじんまりとした店なのだ。昔ながらの、気取らない東京の下町風情が全開
戦後の酒不足の時代、日本の各地で甘藷(かんしょ=サツマイモ)や雑穀を使った密造焼酎がつくられ、これがヤミ市の飲み屋で売られ「カストリ」の名で庶民に愛されました。カストリと言う名は戦後の混乱期の大衆のたくましい生き様を表現する格好の言葉となって流行しました。 問題は「バクダン」です。石油資源に乏しい我が国では、国策として甘藷づくりが推進され、この甘藷を原料として、各地の拠点の国営アルコール工場でアルコールがつくられました。飲むためのものではなく、石油に変わる燃料とするためでした。このアルコールはほぼ100%のエタノールであると考えられ、水で薄めるとお酒として飲めるので、酒税がもの凄く高くついてしまいます。そこで、メチルアルコール(慣用名:メタノール、強い毒性を持つ)を加えて飲めないようにし、高い税金を取られないようにしました。更に合成着色料でピンクに染められました。このピンク色は「飲むと死ぬ
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