イランなどイスラム圏7カ国からの市民の米入国を禁止する大統領令が出た後、米国の空港で2時間以上の入国審査を受けたイラン生まれの英BBC放送の男性記者が30日、番組の中で、ツイッターの投稿履歴も調べられたと当時の様子を明らかにした。 男性は英国の旅券を所持。29日、ロンドンから米シカゴの空港に到着した際、入国審査を担当する係官に「なぜイランではなく英国の旅券を持っているのか」「イランの軍で訓練を受けた経験はあるか」などと尋ねられた。スマートフォンのロック解除を命じられ「過激派を支持していないか」ツイッターの内容も調べられたという。 男性はBBCで働いていることを理由に2009年にイランで拘束された経験があり、今回の経験は「あの時と同じように感じた」と語った。一方で、審査が終わって入国し空港の到着ロビーに着いた際、大統領令に反対するため集まった多くの人に抱きつかれるなどして迎えられ「本当に感動