ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (13)

  • 驚愕!マダニの皮膚への強力接着剤、医療に応用へ

    北米に生息するシカダニ。インフルエンザのような症状をもたらすライム病をはじめ、人間を苦しめる複数の病気を媒介する。(PHOTOGRAPH BY JUNIORS BILDARCHIV, ALAMY) 致死率30%というウイルスをはじめ、恐ろしい病気を媒介する寄生生物のマダニは、自前の接着剤で皮膚に貼りついている。(参考記事:「致死率30%の新興ウイルスが日に定着している!」) 700種以上いるマダニ科の仲間は、まずペンチのような器官で宿主の皮膚を切り裂き、細長い口器を差し込んで取り付く。だが、動き回る宿主の皮膚に、ときに1週間以上もしがみついているのは簡単ではない。そこで、血を吸う場所で接着剤を使うわけだ。しっかり固まるこの接着剤は「セメント様物質」と呼ばれる。(参考記事:「ダニの奇妙な世界」) 「すべての種がこの技を持っているわけではなく、その量も種によって異なります」と言うのは、科学誌

    驚愕!マダニの皮膚への強力接着剤、医療に応用へ
    goldenangel
    goldenangel 2018/01/24
    昆虫の技術って、色んなところで利用されてるよなー。
  • 大阪のサルがシカにまたがり「性行為」、研究成果

    ニホンジカにマウンティングするメスのニホンザル。大阪府箕面市で。(PHOTOGRAPH BY NOËLLE GUNST) 日ではサルが妙なことをしているようだ。 カナダのレスブリッジ大学の研究チームが12月11日に発表した論文で、若いメスのニホンザルがニホンジカと性行為のようなことをしていることが明らかにされた。大阪府箕面市で、野生のサルがシカにマウンティングしているのが観察されたという。 これと似たようなサルとシカの行為は、鹿児島県の屋久島でも2017年1月に報告されている。このときに発表された研究は不確かな証拠に基づくものだったが、今回の研究は具体的な数値を示している。箕面市の住民は、少なくとも2014年からこのような行動を見かけていたらしいと、論文の共著者であるノエル・ガンスト氏は言う。 サルは性的な満足を得ている 研究チームによれば、人間以外の霊長類と霊長類以外の種の間の性的行為

    大阪のサルがシカにまたがり「性行為」、研究成果
    goldenangel
    goldenangel 2017/12/21
    大阪の風評被害だな。
  • 飛来天体オウムアムアに炭素の膜、宇宙船説を否定

    太陽系を通り過ぎる恒星間天体「オウムアムア」の想像図。(ILLUSTRATION BY EUROPEAN SOUTHERN OBSERVATORY/M. KORNMESSER) 太陽系の外から飛来し、2017年10月以降、世界の天文学者が観測を続けている天体オウムアムア。現在は猛スピードで地球から遠ざかりつつある。(参考記事:「太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見」) 今回、この奇妙な天体が、炭素を豊富に含む層に覆われているらしいことが判明した。炭素の被膜は厚さ30センチ以上、宇宙空間を移動する間に、オウムアムアの表面が宇宙線の放射にさらされたことによって形成されたとみられる。学術誌『Nature Astronomy』に12月18日付けで掲載された。 この結果から、オウムアムアが太陽のそばを通過し、表面が非常に高温になったにも関わらず、なぜ水蒸気の尾を形成しなかったかが推測できる

    飛来天体オウムアムアに炭素の膜、宇宙船説を否定
  • 新種のヒメアリクイを6種発見、手乗りサイズ

    これまでヒメアリクイは1種とされてきたが、少なくとも7種いることが明らかになった。(PHOTOGRAPH COURTESY KARINA MOLINA, ALEXANDRE MARTINS AND FLÁVIA MIRANDA) 最初の手がかりは毛皮だった。 生物学者のフラビア・ミランダ氏がヒメアリクイを研究していたとき、「アマゾンと大西洋岸森林では、生息するアリクイの色が違うことに気づき始めました」という。 当時知られていたのはヒメアリクイ(Cyclopes didactylus)という1種だけだった。しかし彼女は、謎のベールに包まれたこの樹上で暮らす動物は2種に分けられるのかもしれないと疑い始めた。 ブラジルのミナス・ジェライス連邦大学に所属するミランダ氏は、同僚とともにヒメアリクイの研究を10年以上続けている。その間に、ブラジルや南米スリナムで10回の実地調査を行ったほか、複数の自然

    新種のヒメアリクイを6種発見、手乗りサイズ
  • 溶岩にのみ込まれたカメラ、撮影を続けていた

    溶岩流の通り道にカメラが置きっぱなしにされ、体は焼けて壊れてしまったが、映像は残っていた。(解説は英語です) 2016年8月のある日、エリック・ストームさんは、一番近い火山へ仕事に出かけた。 ストームさんは、ハワイのツアー会社「キラウエア・エコガイド」の経営者で代表ガイドだ。私書箱の住所に「ボルケーノ」の名が含まれているくらい、同社は火山に近い。彼は普段、ハワイ島にあるハワイ火山国立公園を、少なくとも週3回歩き回り、ツアーの先導をする。8月のこの日、ストームさんはサンフランシスコからの観光客グループを案内していた。(参考記事:「【動画】ハワイで「溶岩の滝」が海へ、圧巻の光景」) ツアーの間、ストームさんは動画が撮れるカメラ「GoPro (ゴープロ)」を、2012年に溶岩が一帯を流れたときにできた割れ目に設置していた。ストームさんはニコンのカメラも持っており、火山ツアーの際にはプロの写真家

    溶岩にのみ込まれたカメラ、撮影を続けていた
    goldenangel
    goldenangel 2017/12/05
    アクションカメラの新しい使い方。
  • 超深海に新種の魚、ゾウ1600頭分の水圧に耐える

    【動画】水深8000メートルの海底で見つかった深海魚。ゾウ1600頭分の水圧に耐えられる。(解説は英語です) 淡いピンク色をした15~20センチのかわいらしい魚。体は半透明で、外から内臓が見えるほどだ。 11月28日、この魚が正式に論文に記載され、世界で最も新しく、かつ最も深海にすむ魚となった。クサウオの一種で学名をPseudoliparis swireiといい、小ぶりの不思議な姿をしている。水深7966メートルのマリアナ海溝で採取された。(参考記事:「【動画】幽霊のような深海魚を発見、おそらく新種」) この生物は「超深海層」と呼ばれる暗く冷たい海域にいる。2014年に初めて目撃され、2017年初めにも再び確認されたが、このたびようやく新種記載となった。地球上で最も深い海は水深1万1000メートルと、この魚が見つかった場所よりさらに3000メートル以上も深いが、今回の魚よりも深いところにす

    超深海に新種の魚、ゾウ1600頭分の水圧に耐える
  • 「火星の土」でミミズの繁殖に成功、NASAの模擬土

    火星の土に似せたNASAの模擬土とミミズを使ってルッコラを栽培しているオランダの研究室。(PHOTOGRAPH BY WIEGER WAMELINK) 私たちの地球に生命が存在しているのは、様々な条件がそろっているからにほかならない。そのうちのひとつが土である。そこでは、豊富な養分や細菌、菌類が複雑に混じり合っており、植物の成長を助ける。対して、火星の土では生命が見つかっておらず、人体には毒となりうる物質が多く含まれることがわかっている。 人類の火星への移住を目指して競争が繰り広げられるなか、たどり着いてからどうやって生きるか、そしてべていくかが大きな課題となっている。火星で持続的に作物を育てることは可能だと科学者は考えているが、そのためにはまず火星の土壌を作り変えなければならない。オランダのワーヘニンゲン大学の生物学者であるビーガー・バーメリンク氏は、ミミズがそれを手伝ってくれるという

    「火星の土」でミミズの繁殖に成功、NASAの模擬土
  • 中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬

    自動撮影カメラがとらえた、生後10カ月ほどの幼いジャガー。幼い頃から母親について、木に登る練習をする。ここ、ブラジルのパンタナール大湿原は世界最大の熱帯湿地で、彼らに残された最後の生息地の一つだ。PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER 南米ペルーのジャングル。儀式を始めるに当たり、シャーマンのマエストロ・フアン・フロレスは、使い古しのペットボトルに、マルバタバコの煙を吹きかけた。ペットボトルの中の液体は、飲む者をジャガーの精霊の世界へと導く秘薬だと信じられている。 この草ぶきの小屋が立っているのは、地元で「煮えたぎる川」と呼ばれる、熱水が流れる川のほとり。儀式には、米国、カナダ、スペイン、フランス、アルゼンチン、ペルーから、28人が参加していた。難病を治してもらいたいという人もいれば、生きる指針を探しに来た人、非日常的な世界をひと目見たいとやって来た人もいる。 この一帯は、野

    中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬
    goldenangel
    goldenangel 2017/11/30
    絶滅危惧種だよね。
  • 北の漁港に生きるたくましい猫たち

    北海道・小樽の漁港には、厳しい環境と闘いながら、次世代へと命をつなぐの世界があった。力強く生きる野良たちの姿を通して、土肥美帆氏が「命の素晴らしさ」を伝える。(この記事はナショナル ジオグラフィック日版2017年12月号「写真は語る」に掲載されたものです) 大きな病気をし、命には限りがあるということを実感した11年前。記録として、自分の見た世界、愛したもの、感動した瞬間を残しておこうと、遺書のようなつもりで写真を撮り始めた。 べ物をめぐっては、とカラスはライバルだ。船に人の気配がなくなると、こっそり忍び込んで、床に落ちている魚を奪い合う。幸い漁港の漁師たちはネズミを捕ってくれるたちに好意的で、時々、魚をくれることもある。(Photograph by Miho Doi)

    北の漁港に生きるたくましい猫たち
    goldenangel
    goldenangel 2017/11/29
    写真のクオリティがすごい。
  • 「ひとり飲み」は離婚のもと、ネズミで確認

    プレーリーハタネズミは人間とよく似た性質を持っている。彼らはパートナーと生涯にわたる関係を築き、アルコールを好む。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 地球には千種以上のげっ歯類が暮らしているが、プレーリーハタネズミ(Microtus ochrogaster)はその中でも特別な存在だ。 北米の草地にすむ彼らは、げっ歯類としては珍しく一夫一婦制をとり、アルコールの摂取を好むため、人間と比較する上で興味深い研究対象となる。(参考記事:「カップルへの酒の影響、オスメスで違い」) 11月17日付けの学術誌「Frontiers in Psychiatry」に発表された論文によると、人間のカップルの一方だけが酒好きな場合に起きるのと似たような問題が、プレーリーハタネズミでも発生するという。 人間では、過度の飲酒は恋人や夫

    「ひとり飲み」は離婚のもと、ネズミで確認
  • 【動画】湖の底で3000年前の要塞を発見、トルコ

    トルコ東部、イランにも近い位置にあるトルコ最大の湖ワン湖(ヴァン湖)は、一見ほかの湖と同じように見える。美しい青色の湖面は多くの観光客を集め、周辺の町を潤している。だが、その湖の底には、何千年も知られることのなかった別の町が隠れていた。(参考記事:「【動画】湖底に沈んだゴーストタウンが出現」) 遺跡が見つかったのは、ダイバーたちのチームとワン百年大学の考古学者らが、湖の潜水調査を行っているときだった。 ダイバーチームを率いたタフシン・ジェイラン氏は、トルコのアナドル通信社に対して、この地域に詳しい考古学者からは、見つかるものはほとんどないだろうと言われていたことを明かしている。 チームはそれでも、水中に古代遺跡が存在するという地元の噂を信じて、調査を行うことにした。ジェイラン氏は地元メディアに対し、遺跡はほぼ1キロメートルにわたって広がっていると話している。3~4メートルほどの要塞の壁を目

    【動画】湖の底で3000年前の要塞を発見、トルコ
    goldenangel
    goldenangel 2017/11/21
    宇宙より水中の方がワクワクするよな。
  • 深海のサメ、ラブカが網にかかる、歯が300本

    80-million-year old shark with snake's head discovered near Portugal https://t.co/LUuzSHE0Yh pic.twitter.com/Rnla6Khpsk — The Independent (@Independent) 2017年11月13日 ポルトガル近海でのラブカ発見を伝える英「インディペンデント」紙のツイート。 ポルトガル近海で珍しい深海生物が見つかった。 サメの仲間ラブカ。300もの歯をもち、長さはおよそ1.5メートル、水深700メートルの海中でトロール漁船の網にかかった。 地元テレビ局によると、研究者らが乗船し、EUの混獲最小化プロジェクトを指導していた際に、世界でも非常に珍しいこのラブカを見つけたという。 ラブカはよく「生きた化石」と称される。およそ8000万年前からほとんどその姿を変えてい

    深海のサメ、ラブカが網にかかる、歯が300本
  • アリを「ゾンビ化」する寄生菌、脳の外から行動支配

    Photograph by Anand Varma, National Geographic Creative まるで、SF映画の古典的名作の一つ『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』のような話だ。違いといえば、肉体を乗っ取られるのが人間ではなく、アリという点である。 熱帯雨林に生息するオオアリは、ある菌類に肉体をのっとられ、その命令のままに動くという不可解な行動をとる。通称「ゾンビアリ」と呼ばれるこの行動の謎が、新たな研究によって解明されつつある。(参考記事:「ブラジルで発見、恐怖の昆虫寄生菌」) この寄生性の菌類は、アリの体内に侵入し、宿主を支配する。やたらにうろつき回る無為な生活を送らせた後、葉や小枝の下側に噛みついたまま死を迎えさせるのだ。最後には、死んだアリの頭部から子実体を伸ばし、地面に向かって胞子を放出する。下では何も知らないアリたちがこれを浴びて同じようにゾンビになっていく。(

    アリを「ゾンビ化」する寄生菌、脳の外から行動支配
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