原稿の大部分の作業を終えて、数時間ぽっかりと空き時間が生まれたので、 ずっとお預け状態で読みたくてたまらなかったBANANA FISHを読み終えた。 そして、あまりにもその結末が受け止められなくて、温泉の露天風呂でこの物語について考えていた。 この作品は、多分一生心に居座り続けることになった、のだと思う。 露天風呂からは街が見える。夕日が沈んで、淡い紫と水色の空に、飛行機雲が2本跡を残していた。その飛行機雲が消えるまで、ずっと考えていた。 BANANA FISHあらすじ 1985年、ストリートキッズのボス、アッシュはニューヨークのロウアー・イースト・サイドで、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で出征した際、麻薬にやられて正気を失ったままの兄グリフィンの面倒をみていた彼は、兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ
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