故三沢光晴さん(享年46)が創設したプロレスリング・ノアがITシステム開発会社「エストビー」(東京・千代田区=不破洋介社長)に事業譲渡する方針で合意に達したことが31日、本紙の取材で明らかになった。事実上のオーナー会社になる模様で、プロレス部門のトップには元全日本プロレス社長・内田雅之氏(54)が就任する予定。ここ数年、低迷が続いていたノアは、同社の下で早期再建を目指す。 プロレス界に激震が走った。複数の関係者の証言を総合すると、ノアはこの日までにエストビー社に事業譲渡することで合意に達したという。譲渡額は不明だが、ノアの登録商標のほか、ベルトなどの動産なども同社が譲り受けることになる。 わずか3週間でのスピード決着だった。長期的な観客動員の低迷などから団体の業績が悪化する中、ノアは自力での再建策を模索。東京商工会議所に相談するほか、新たなスポンサー探しに奔走していた。10月上旬には団体の