地ビールメーカーの銀河高原ビール(岩手県西和賀町)は15日、来年3月末に同町にある沢内醸造所での生産を終了すると発表した。親会社のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)に生産を委託する。【山田豊】 物流費や原材料費などの高騰で収益が悪化し、設備老朽化による修繕費の増大も加わり、生産継続が困難になった。ホップや小麦、製造方法は継続し、銘柄は維持する予定だが、沢内の地下水は使用されなくなる。閉鎖後の醸造所と隣接するホテル(休館中)の取り扱いは今後検討する。 従業員24人のうち同醸造所で働く19人はヤッホー社で雇用継続されるか、銀河高原ビールによる再雇用支援を受けることになる。