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  • 風邪薬から生まれた抗うつ薬。薬作り職人のブログ

    昔使われていた風邪薬の成分に、ピリベンザミンという化合物があります。ピリベンザミンは、日の風邪薬の代名詞「ベンザ」の名前の由来にもなっている日人にも関わりが深い化合物です(現在のベンザシリーズには残念ながらピリベンザミンは含まれていませんが)。 このピリベンザミンから生まれた抗うつ薬があります。それは、フルボキサミン(商品名ルボックス)です。 ピリベンザミンは、風邪の症状を引き起こす生体内物質「ヒスタミン」の働きを抑える、抗ヒスタミン薬と呼ばれるタイプの薬です。しかし、ピリベンザミンには、実はもう1つの顔がありました。 ピリベンザミンは、中枢神経の神経伝達をコントロールしている「セロトニン取り込み機構」「ドパミン取り込み機構」の働きを止める作用を持っています。セロトニンやドパミンは、神経細胞から分泌され神経伝達に関わる化合物。セロトニンやドパミンは、神経伝達の働きを終えると神経細胞の中

    goldhead
    goldhead 2010/10/01
    "ピリベンザミンは、中枢神経の神経伝達をコントロールしている「セロトニン取り込み機構」「ドパミン取り込み機構」の働きを止める作用を持っています"<ベンザブロックの名前の由来成分にそんな機能が。
  • 薬の名前が変わる時。薬作り職人のブログ

    薬の商品名は、時々変更されることがあります。 先週発表されたのは「サクシン」という名前の薬の変更。似たような名前の薬「サクシゾン」との混同を避けるための措置です。 サクシンとサクシゾンという似た名前の薬に、共に注射剤が存在するため、薬の処方間違えや取り違えが起こる可能性があります。この間違いは患者さんの死につながる重大な事態であり、実際、これまでに何度も報告されています。この間違いをなくすために、商品名の変更という措置がとられたのです。ただ、意外なことに、このような原因で商品名の変更が行われるのは、異例なことだそうです。 ちなみに、なぜサクシンとサクシゾンが似た名前になったか、と言うと、いずれの薬の構造にも、コハク酸(Succinate)とよばれる化合物の一部分が含まれていたためです。 サクシンは、全身の骨格筋を緩める作用を持ち、手術部位の緊張をとって手術をしやすくしたり、気管に人工呼吸用

    goldhead
    goldhead 2009/08/20
    "しかし、似たような薬の名前の組合せは、他にもたくさんあります。"
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