喧騒と熱気渦巻く生温かいカオス、フィリピンのスラムへようこそ 帰国することを諦めた日本人男性たち―“困窮邦人”と呼ばれる男たちの生活を7年間追い続けたドキュメンタリー! マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。 本作は、この地で寄る辺なく暮らす4人の老人男性の姿を、実に7年間の歳月をかけて追ったドキュメンタリーだ。半身が不自由になり、近隣の人々の助けを借りてリハビリする男、連れ添った現地妻とささやかながら仲睦まじい生活を送る男、便所掃除をして軒下に居候している男、最も稼げないジープの呼び込みで
![ドキュメンタリー映画「なれのはて」公式サイト - フィリピンの貧困地区で生きる日本人の男たちを7年追い続けた粂田剛監督のドキュメンタリー映画|2020 東京ドキュメンタリー映画祭長編部門グランプリ・観客賞受賞作品](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/058b9785c1c8ef983e7fe93e7b3ef171c5030a2f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnareno-hate.com%2Fstorage%2F2021%2F08%2Fheadercontents.jpg)