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ブックマーク / univ-journal.jp (4)

  • 植物の接木が成立するメカニズムを解明 タバコ植物は異なる種にも接木できる

    名古屋大学生物機能開発利用研究センターの野田口 理孝准教授をはじめ、帝京大学、理化学研究所、中部大学、名古屋大学発ベンチャーグランドグリーン株式会社の研究グループは、タバコ属植物は異なる科の植物に対して接木を成立させられることを発見した。 そこで今回、研究グループはナス科タバコ属のベンサミアナタバコをはじめとする7種のタバコ属植物を穂木として、タバコ属と同じ双子葉草植物だけではなく、単子葉植物や木植物の接木(異科接木)を試験した。その結果、実に38種類の科の73種類の種と接木が成功した。 次にベンサミアナタバコで異科接木が成立する分子メカニズムを調べた結果、細胞の外に分泌されるβ-1,4-グルカナーゼが接木の接合面で細胞壁の再構築に関わっていることを見出した。またβ-1,4-グルカナーゼを過剰に発現させると、接木の接着性が促進されることを示した。さらにタバコ属植物を中間台木に用いること

    植物の接木が成立するメカニズムを解明 タバコ植物は異なる種にも接木できる
    goldhead
    goldhead 2020/08/07
    そうだったの ”接木が成立するメカニズムには不明な点が多く、分子レベルの解析はほとんどなされていなかった。そのため接木は近縁種のみ可能と考えられてきた”
  • ミントの香りが農業害虫の天敵を誘引することを発見 東京理科大学

    ミントから放出される特有の香りが、農業害虫の天敵を惹きつける現象を、東京理科大学の有村源一郎教授の研究グループが発見した。この発見は、ミントをコンパニオンプランツ(共栄作物)として用いる有機農法の確立につながるとみられる。 研究では、重要害虫であるヨトウガ、アザミウマ、コナジラミ、ハダニなどの天敵である”タバコカスミカメ”に着目し、ミントの香りに対するタバコカスミカメの行動について評価した。結果、キャンディミントの香りが、ヨトウガの幼虫に害されたナス葉から放出される匂いと同程度にタバコカスミカメを誘引することを発見し、さらに、予めキャンディミントの香りを経験したタバコカスミカメは、より強い嗜好性をキャンディミントの香りに示すことが見出された。また、周辺にミントがある場合、タバコカスミカメの捕性が上がることもわかり、ミントの香りがタバコカスミカメの誘引のみならず欲増進の効果を持つこと

    ミントの香りが農業害虫の天敵を誘引することを発見 東京理科大学
    goldhead
    goldhead 2020/03/03
    キャベツがアオムシコマユバチ呼ぶようなやつ。
  • ソメイヨシノのゲノム解読に成功、開花時期の予測が可能に

    かずさDNA研究所、島根大学、京都府立大学は共同で、サクラを代表する人気品種であるソメイヨシノのゲノムを解読した。遺伝子分析により開花時期の予想が可能になるという。 今回かずさDNA研究所で、上野恩賜公園に植栽されたソメイヨシノのゲノム解読と島根大学が保有する139品種の解析(SNP解析)を行い、遺伝子予測や連鎖地図を作成した。また、島根大学と京都府立大学が共同で開花に関わる遺伝子を探索した。 その結果、通説通りソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラを祖先に持つ可能性を見出した。そのゲノム構造は、近縁種であるオウトウ(サクランボ)、モモ、ウメと良く似ていた。ソメイヨシノの2つの祖先種は552万年前に異種に別れたと推定され、この2種が百数十年前に交雑によって再び一つになることでソメイヨシノが誕生したと考えられる。開花前1年間(1ヶ月ごと)、および開花前1ヶ月間(2日ごと)の蕾の転写産物の解

    ソメイヨシノのゲノム解読に成功、開花時期の予測が可能に
  • 抗うつ薬が効く正確な理由解明、グリア細胞が役割 山梨大学など

    山梨大学の小泉修一教授らの研究グループは、うつ病治療薬が、神経細胞以外の新しい標的細胞「アストロサイト」に作用して治療効果を発揮することを発見した。研究には慶應義塾大学、岡山大学が協力した。 脳内には神経細胞以外にグリア細胞という細胞群が存在し、そのグリア細胞の一種で、神経細胞の物理的支持・栄養供給などを行うアストロサイトは、近年、神経伝達や脳機能にも影響を及ぼすことが明らかになっている。研究グループはこの細胞に注目した。 今回、研究チームは、代表的なうつ病治療薬であるSSRIのうち、フルオキセチンを用いて、アストロサイトに及ぼす影響を、マウスを用いた実験により詳細に解析した。その結果、これまで神経細胞への作用のみで説明づけられていたSSRIが、実は神経組織の支持細胞であるアストロサイトにも作用しており、アストロサイトでの「脳由来神経栄養因子(BDNF)」と呼ばれる成長因子の産生機構が、既

    抗うつ薬が効く正確な理由解明、グリア細胞が役割 山梨大学など
    goldhead
    goldhead 2018/06/18
    "これまで神経細胞への作用のみで説明づけられていたSSRIが、実は神経組織の支持細胞であるアストロサイトにも作用"
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