ミシャグジさまとは、中部地方を中心に関東・近畿地方の一部に広がる民間信仰(ミシャグジさま信仰)で祀られる神(精霊)である。長野県にある諏訪地域はその震源地とされており、実際には諏訪大社の信仰(諏訪信仰)に関わっていると考えられる。全国各地にある霊石を神体として祀る石神信仰や、塞の神・道祖神信仰と関連があるとも考えられる。 神長官守矢氏邸(神長官守矢史料館)内にある御頭御射宮司総社(茅野市高部) 「ミシャグジ」の発音は「サク」「シャグ」「サグ」「サコ」「サゴ」「ショゴ」などが見られ、中には「おシャモジ様」まであるという[注 1]。「ミシャグジ」のほかに、「ミシャグチ[2]」「サグジ[1][3]」「ミサクジ[4]」「ミサグチ[5]」「シャクジン」[6]「シュクジン」[7][8]「シュクジ」「シュクシ」「シキジン」「シキジ」[7][9]「(お)さんぐうじ[1]」「(お)しゃごじ[1]」「じょぐさ