クロスサイトスクリプティング (XSS) は、一般に次の 3 種類に分類されます。 反射型、格納型、および DOM ベースの XSS です。反射型 XSS と格納型 XSS については、XSS 対策チートシートで詳しく取り上げています。このチートシートでは、ドキュメントオブジェクトモデル (DOM) ベースの XSS について説明します。このチートシートは、XSS 対策チートシートの延長であり、その内容の理解を前提としています。 DOM ベースの XSS を理解するには、DOM ベースの XSS と反射型および格納型 XSS との基本的な違いを知る必要があります。最も大きな違いは、攻撃がどこでアプリケーションに挿入されるかです。反射型 XSS と格納型 XSS がサーバー側でのインジェクションの問題であるのに対し、DOM ベースの XSS はクライアント (ブラウザー) 側でのインジェクシ