オマーンの首都マスカットの建設現場で水を飲む外国人労働者(2022年6月21日撮影)。(c)MOHAMMED MAHJOUB / AFP 【7月30日 AFP】夏はまだ始まったばかりだが、中東・湾岸諸国の一部では気温がすでに50度を超えている。 6月から8月にかけて、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、バーレーン、オマーンの湾岸諸国では、正午から4時間程度、屋外労働が禁止されている。 昨年の世界保健機関(WHO)の報告書によると、クウェートでは暑さが厳しい日の死亡リスクが2倍から3倍に跳ね上がる。その影響を最も受けるのが、屋外労働者の大部分を占める外国人労働者だ。 石油資源が豊富で裕福な湾岸諸国には、インド、パキスタン、ネパール、スリランカ、バングラデシュから多くの出稼ぎ労働者が来ている。安価な労働力を提供する外国人労働者は、高給取りの公務員を志望する国民の間
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