民主党の小沢一郎元代表(69)と渡部恒三最高顧問(79)の合同誕生会が24日、3年ぶりに復活し、かねて不仲だった両氏の和解が成立した。主催者である世話人代表には非小沢系の代表格である前原誠司前外相が名を連ねた。渡部氏が菅直人首相から距離を置きつつあることに目をつけた前原氏の演出であり、前原、小沢両氏の“急接近”も裏付けられた。野党が6月早々の内閣不信任案提出に向け動きだす中、民主党内の中間勢力を巻き込んだ「菅降ろし」がいよいよ本格化してきた。(坂井広志) 「大同団結が極めて大切だ。渡部、小沢両先生に指導をいただき政権交代の果実を上げる大事な時期だ」 午後5時、国会の憲政記念館に前原氏のあいさつが響くと小沢氏は満面に笑み。前原氏が福島第1原発事故の影響を受けた福島県飯舘村の地酒を首相から預かったことを報告すると一瞬仏頂面に戻ったが、その後はずっと上機嫌だった。 渡部氏は「今日から小沢さんとも