[名](スル) 1 ミミズなどの虫が身をくねらせてうごめきながら進むこと。また一般に、うごめくこと。「うじ虫の蠕動」 「風が…ゆるやかに―して進んで居た」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉 2 筋肉の収縮波が徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物を送る運動などにみられる。蠕動運動。 [類語]蠢うごめく・蠢動しゅんどう 〘 名詞 〙① 虫が、身をくねらせてうごめき進むこと。また、そのような、ミミズなどの虫。転じて、一般的に、物がうごめくこと。[初出の実例]「飛蠕動。无レ不二仏性一」(出典:性霊集‐九(1079)奉勧諸有縁衆応奉写秘密蔵法文)「蜘蛛の肢は生けるが如く蠕動した」(出典:刺青(1910)〈谷崎潤一郎〉)[その他の文献]〔史記‐匈奴伝〕② 筋肉の収縮によって生じたくびれが、徐々に移行する型の運動。消化管壁が食物などの内容物を送る運動にみられる。蠕動運動。[初出の実例]「平人其胃に於て蜎蜎として