読売新聞記者から「森副知事が誤解しているのか」と問われると、川勝知事は「(森副知事は)誤解していない。田代ダム取水抑制は別個の事柄であるが、南アルプス工事とは関係なしに議論できる。全量戻しとは、掘削中に出る水はすべて戻すということだ」などと頓珍漢な答えをした。 さらに、「JR東海は水利権を持っていない。ちゃんと水利権を持って、かつそれを調整してきた関係者(東京電力、静岡県、流域市町、利水者など)で議論しようということだ」などと田代ダム取水抑制案が水利権とは無関係とする政府見解をまったく承知していなかった。 読売記者が何度、疑問を唱えても、川勝知事は「田代ダム取水抑制案はまったく別の話だ」などと森副知事ら県当局の見解を“ちゃぶ台返し”してしまった。 これに対して、「森副知事は、全量戻しの1つとして有効だという発言を撤回すべきか」という質問に、川勝知事は「質問通りの言葉を彼(森副知事)が言って
![静岡リニア問題、深刻化する県政の「機能不全」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/49ddd26dacc3fbd0f7f79dd453989fad005f0546/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F4%2F1200w%2Fimg_648ee0ccac77253ee71764c0a8c2af09364809.jpg)