埼玉県は19日、県産業技術総合センター(SAITEC)がマグネシウム蓄電池の世界初の実用化にめどをつける画期的な研究成果を得たと発表した(報道発表資料、 毎日新聞の記事、 TOKYO Webの記事)。 SAITECはリチウムと比べて資源が豊富で危険性も低く、大容量化が望めるマグネシウム蓄電池に注目。NEDOの委託事業に採択された2008年度~2011年度にはマグネシウム蓄電池の正極材料を開発して特許を取得している。その後は委託事業の成果をベースに県内企業と共同開発を行ってきたという。 itinoe 曰く、 マグネシウム蓄電池は充放電の繰り返しによる劣化や室温で使用するには安全面に不安があるなどの問題があった。今回はこれまでの研究成果である正極材料と新たに開発した電解液の組み合わせにより問題を解決。電解液の特許も出願している。 詳細は11月に千葉市で開催される電気化学会 電池技術委員会の電池