ブックマーク / kai-hokkaido.com (89)

  • 室蘭は暮らすには最高の環境|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」

    室蘭市・登別市と伊達市の一部をカバーする「FMびゅー」(84.2MHz)は西胆振の情報満載で人気のラジオ局。沼田さんは、FMびゅーやフリーペーパー「ぷれびゅー」を展開する室蘭まちづくり放送株式会社の代表取締役を務めるとともに、取材記者兼パーソナリティとしてまちを駆け回り、マイクの前に座る。千葉県で生まれ育ち、高校2年生の時に室蘭市民の一人となった。 「室蘭の最大の魅力は暮らしやすさです。暑すぎず、寒すぎず、雪も少ない、とても住みやすい気候です。そして立地の良さも格別です。札幌へ2時間弱、新千歳空港へも1時間程度でアクセスできますし、函館へも行きやすい。すぐ隣には登別温泉や洞爺湖温泉があるし、もうすぐフェリーも就航します。暮らすには最高の環境だと思いますよ」 べ物の美味しさも自慢だという。豚肉を使うことで有名な室蘭やきとり、カレーラーメンなど、有名なご当地グルメはもちろん、海産物も要チェッ

    室蘭は暮らすには最高の環境|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」
  • 創成川公園のシンフォニー。|特集|北海道マガジン「カイ」

    テレビ塔のたもと、2011年春に誕生した「創成川公園」。幅30m、全長820m。大通公園の約半分という小さな公園だが、緑とアートに彩られ、歴史を抱く散策スポットだ。朝、昼、夜…と歩いてみると、実ににぎやか。豊かな“音”に満ちている。 見上げれば、快晴の青。なんだか空が広く感じるのは、ビル街を貫く川と公園のおかげだろう。 朝の創成川公園を訪れたのは、昨年秋のこと。通勤中の会社員。ひっきりなしに走る車。都心のど真ん中だけに、せわしない気配に包まれている。 ところが、公園の川辺に降りてみると、あら不思議。さらさら、ざぁざぁ、ちゃぽちゃぽ。せせらぎはぐっと近くなり、街の雑踏がまるでBGMのようだ。のんびりいこうよ。川のささやきに誘われて、気楽な気持ちで歩き出す。 創成川公園は、創成川通に2カ所あった地下トンネルをつなぐ、アンダーパス連続化事業によって生まれた。交通混雑の解消に加え、目指したのは、歴

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  • 北海道唯一の生産地「室蘭うずら園」|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」

    1月の平均気温が南にある函館よりも高く、 夏と冬の寒暖差も少ない室蘭は、ウズラの飼育に向いている。 北海道で唯一、うずら卵を生産している「室蘭うずら園」には おいしさの秘密がたくさんあった。 他地域のうずら卵とべ比べてみてほしい うずらの卵といえば、「あんかけ焼きそば」や「とろろそば」の添え物くらいにしか考えていないとしたら、誠に残念だ。もし、あなたが北海道在住で「卵かけごはん」が好物なら、一度、うずらの生卵で試してみてほしい。熱々のご飯の上に、卵3~5個くらいを割り入れ、お好みで醤油をたらし、軽く混ぜるだけ。ほんのり甘い黄身のまろやかさ、鶏卵とはまったく違うおいしさに必ず驚くはずだ。 「室蘭うずら園」は北海道で唯一、うずらの卵を生産し、加工・販売を行っている。つまり、生卵の場合、道内で販売されている100%が、この会社の製品なのだ。手頃な価格で他地域産の水煮のパック入りや缶詰がスーパー

    北海道唯一の生産地「室蘭うずら園」|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」
  • 地図を歩こう「創成東」-2|特集|北海道マガジン「カイ」

    「創成東」の歴史は、明治のはじめにハイテク工業センターとしてはじまった。そこから見えるのは、北海道北海道たらしめる歴史のひとコマだ。 西洋文明が駆動させた北海道開拓 「明治四年及五年札幌市街之圖」という地図がある。 創成川の歴史を調べる人には、豊平川から引いた吉田堀や、大友堀から別れてまっすぐに北上する寺尾堀の文字があり、すでにこの時代に市街南部と茨戸(現・札幌市北区)がなんとか水路で結ばれた史実をなぞることができる。そして目につくのが、1873(明治6)年に竣工することになる開拓使庁舎の敷地と、創成東にある「工業事務所」だ。 「北海道を開拓したのは日人であったが日文化ではなかった」—。河野広道(考古学・昆虫学。1905〜1963)はそう書いている(「続北方文化論」)。河野の論考はこうもつづく。「旧内地文化は封建的、島国的、独善的、割拠主義的であるのに反して、北海道文化はより自由主

    地図を歩こう「創成東」-2|特集|北海道マガジン「カイ」
  • 旅人は、ゲストハウスを目指す。|特集|北海道マガジン「カイ」

    最近、「ゲストハウス」という言葉をよく聞くようになったが、ゲストハウスってなに?という人も少なくない。ホテルや旅館とどう違うのか、ゲストハウスとは、いったいどういうところなのか。さっそく、創成東に誕生したばかりのゲストハウス「雪結(yuyu)」に泊まってみた。 二条市場から東へ進むと、北海道神宮頓宮、そして北海寺というお寺が見えてくる。寺の手前の道を南へ入れば、マンションが立ち並ぶ住宅街。その中にたたずむのが、日の宿となるゲストハウス「雪結(yuyu)」だ。木をふんだんに使った外観が特徴的で、中からオレンジ色の暖かなあかりがもれている。氷点下の寒さの中たどり着いたこともあって、ホッとした気持ちになった。

    旅人は、ゲストハウスを目指す。|特集|北海道マガジン「カイ」
  • 昭和が息づく、バスターミナル地下の食堂街|特集|北海道マガジン「カイ」

    バスターミナルの地下に「ザ・昭和」な雰囲気の堂街がある。以前から話には聞いたことがあった。場所もちゃんと分かっていた。でも実際に足を踏み入れたのは、今回が初めて。昭和の風情が色濃く漂うディープなスポット「中央バス札幌ターミナルの地下堂街」を訪ねてみた。 札幌テレビ塔の北東、創成川沿いの東1丁目にある中央バス札幌ターミナルは、1日300便ものバスが行き交う交通の拠点。それなのに、この地下にこんなノスタルジックな堂街があると知っている人は意外に少ない。 階段を下りていくと、すぐにいい匂いが漂ってくる。軒を並べるのは、おでん、ラーメン、手打ちそば、中華料理カレー、喫茶店、洋屋、定屋の8店舗。入り口には色のあせた暖簾、ガラスケースには品サンプル。ラップがかけられているのも昔っぽい。 この堂街をこよなく愛し、40年来通い続ける人がいる。ビルの2階に事務所を構えるシィービーツアーズ社長

    昭和が息づく、バスターミナル地下の食堂街|特集|北海道マガジン「カイ」
  • 地図を歩こう「創成東」-1|特集|北海道マガジン「カイ」

    一枚の良質な地図は、さながら大部の地誌であり、時間を忘れてしまう図書館だ。古い地図に導かれながら、「創成東」の細部を歩いてみよう。 札幌東端に近かった北海道神宮頓宮 「開拓使・札幌県時代の懐古図」という札幌の地図がある。開拓使庁が函館から札幌に移った1871(明治4)年5月から、北海道に三つの県(札幌県・函館県・根室県)が置かれた時代、1886(明治19)年1月までの道都を再現した図だ。この時代の市街の北端は官営幌内鉄道(現・函館線の一部)で、南は東願寺のあるライン。西は現在の北大植物園のあたりにとどまり、東の端はいまの北海道神宮頓宮の先だ。現在の札幌からは想像できないが、1886年に北海道道庁が発足する前、頓宮の少し先は豊平川の枝流が流れる広大な川原で、流はいまより少し西に振れていたのだ。 頓宮は1878(明治11)年に札幌神社遥拝所として建てられた。当時の札幌の通りには、現在のよ

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  • 川のほとりで生まれる札幌の酒|特集|北海道マガジン「カイ」

    創成川の東、目の前に豊平川を臨む場所で銘酒「千歳鶴」を造る日清酒株式会社は、現存する北海道最古の酒蔵。仕込み水は札幌の母なる川、豊平川の伏流水だ。醸造所地下の深さ150mの井戸から清浄で適度なミネラルを含む水をくみ上げ、北国らしい淡麗な酒を造り続けている。 もう一つの豊平川 豊平川の伏流水は「地中を流れるもう一つの豊平川」といわれる。 日清酒の「千歳鶴」を仕込む命の水は、札幌南部の山々から流れてきたこの伏流水。約200年の時間をかけて地中深く染み込んだ水は、酒造りに大敵な鉄分やマンガンが極めて少ない理想的な状態で、中軟水のほどよい硬度が微生物の働きをより活発にするという。 酒の仕込みに地下水を使う酒造会社は数多くあるが、日清酒の「丹頂蔵」と名付けた醸造所では、自社の井戸でふんだんに得られる水を、酒米を洗ったり浸水させたりはもちろん、大量の機械類の洗浄用にいたるまで酒造りのすべてに使う

    川のほとりで生まれる札幌の酒|特集|北海道マガジン「カイ」
  • ハンター 門別 徳司 33歳|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」

    子どもの頃、 駆け回っていた山が 職場になった。 森由香-text 露口啓二-photo 狩猟民族として生きていく 門別徳司(もんべつ・あつし)さんの職業は「ハンター」。主にエゾシカを追って、ほぼ毎日、山へ仕事に向かう。狩猟免許を取ったのは30歳の時。それから2年間は、建設会社に勤めながら猟に出かけていたが、3シーズン目の春、会社を辞めてプロのハンターになることを決めた。 「辞めたことをなかなか家族に言えなくて。しばらくは家に居づらかった」と笑う。最初は怒っていた奥さんもいまは働いて家計を助け、3人の子どもたちは門別さんが仕留める鹿を楽しみにしているという。 北海道のエゾシカ問題は深刻だ。農林業の被害は50億円にのぼり、交通事故の発生も毎年1600件を超えている。かつては猟のできる地域や時期が決まっていたが、いまは全道が可猟地域で、肉質の良い秋冬は狩猟期間、それ以外の春夏は有害駆除期間、つ

    ハンター 門別 徳司 33歳|カイ×アルキタ まちぶらNAVI|北海道マガジン「カイ」