オーストラリアの安価な褐炭で製造した水素を、日本に輸送するという計画があるそうだ(スマートジャパン、日刊工業新聞)。 褐炭は水分や富寿雲物を多く含む石炭で、エネルギー効率が悪い上に乾燥すると自然発火や爆発するするおそれがあるため保管・輸送がしにくく、そのため使い道が限られていて安価だという。今回の計画は、褐炭を採掘した現地で水素化し、液化して日本に輸送するというもの。2020~2021年に水素製造と輸送試験を行う予定だそうだ。
コクヨが長い紙をA4サイズに折りたたんだような連続記録用紙「ZYABARA PAPER(ジャバラペーパー)」を発売する(発表PDF)。 「ZYABARA」という名前から想像できるように、蛇腹状に折りたたまれていて好きな長さに広げて使用できるのが特徴。用紙には等間隔でドットが印刷されている。500枚入り(4,950円)に加えて、100g270円(25枚相当)から10g単位で好きな分量を購入できる量り売りも期間限定で行われる。
日産が電気自動車「リーフ」のバッテリ交換プログラムを開始する。再生バッテリーを利用し、新品バッテリの半額以下となる30万円でバッテリを提供する(レスポンス)。 日産「リーフ」はバッテリーを筐体からの自然放熱に任せており、通常の使用による発熱でダメージを受ける。上位グレードでは2年で20%近く容量を失い、さらに容量低下が加速するなど劣化の速さで知られる(ニュージーランドで行われた調査)。完全電気自動車が少ない日本では、この劣化速度が電気自動車では当たり前という主張も見られる。 GMやテスラなど競合他社がバッテリをラジエータ系統に接続し廃車まで交換不要の設計を取る中で、新型でも自然空冷を採用し中古価格を抑えるリーフのライフサイクルモデルはユニークだが、市場の反応はどうだろうか。
韓国・ピョンテクにあるSamsungのNANDフラッシュ工場で9日、約30分間の停電が発生したそうだ(TechNewsの記事、 DIGITIMESの記事、 The Registerの記事)。 停電によりSamsungの3月分NANDフラッシュ生産量の11%に相当する5~6万枚のシリコンウェーハが損傷したと推定されている。ただし、Samsungは停電をカバーする事故保険に加入しているため収益への影響は小さく、在庫が十分にあることから工場の操業への影響も少ないとみられている。 ただし、被害を受けたシリコンウェーハの量は3月のNANDフラッシュ全世界供給量の3.5%に相当し、市場全体への影響が数週間後に出始める可能性がある。第1四半期は季節的要因もあって需要が弱めであり、価格上昇を刺激するかどうかについては状況を見守る必要があるとのことだ。
自動車メーカーのみならず、他業種も参入して群雄割拠状態の電気自動車ビジネスであるが、電気自動車が普及してガソリン車を置き換えた場合にそれを賄うのに十分な電力を供給できるのか、という問題があるという(WIRED)。 調査によると、全自動車の15%が電気自動車になるという状況となった場合に影響が出る可能性があるという。ここまで電気自動車が普及するには時間がかかり、2035年以降にこういった状況になる可能性があると予測されているようだ。 ただ、多くの電気自動車利用者が電力使用量の少ない夜間に充電を行うような社会となれば、余剰電力が電気自動車に利用されるという利用的な状況にもなり得るという。
ソニーが東京・台場のソニー・エクスプローラサイエンスで「プレイステーション分解ワークショップ」を開催する(ITmedia、ソニー・エクスプローラサイエンスによる告知)。 小学校3年生から中学校3年生が対象で、PlayStation 2を実際に分解しその仕組みや工具の使い方を学ぶというもの。現在申込みを受付中だが、応募者多数の場合は抽選になるとのこと。定員は20組40人。
ジャパンディスプレイ(JDI)が2017年4~12月期(第3四半期連結累計期間)連結決算を発表した。最終損益は1,006億円の赤字となり、売上高は12%減、経常損益は585億円と、非常に苦しいものとなっている(第3四半期報告書: PDF、 日本経済新聞の記事、 産経ニュースの記事)。 JDIは2012年に日立製作所やソニー、東芝の液晶パネル事業を統合して誕生したディスプレイメーカー。政府系ファンドの産業革新機構も2,000億円の出資を行っている。モバイル機器やスマートフォンといった機器に使われる小型液晶ディスプレイを主力としており、当期の売上高減少は海外メーカーとの競争激化や有機ELディスプレイを採用するハイエンドスマートフォンの増加、中国のスマートフォン市場減速の影響を受けた結果とのこと。
ストーリー by hylom 2018年01月31日 17時14分 スイッチを入れておいておくだけで良いというのは便利ではある 部門より パナソニックが昨年発売した塊肉をそのまま調理できる家電「NB-RDX100 ロティサリーグリル&スモーク」が、販売計画を上回る人気になっているという(東洋経済)。 一般的なオーブンレンジサイズで「肉の丸焼き」や燻製などが手軽に作れるという機器で、内部に設置されたかごを回転させながら調理できるのが特徴。オーブンやトースターとしても利用可能だそうだ(家電Watchのレビュー記事)。 販売価格は5万円ほどと安くはないが、価格.comの売れ筋ランキング(トースター部門)では6位と好調となっている。
「電気事業連合会が公表しているデータを見ると、リーマンショック前の2007年をピークに需要が減少している」
1本指で操作できるというピンセット「One finger tweezers」が開発された。3D CADデータが公開されており、自由に使って良いという(開発者のTweet)。 指に装着して利用するもので、第一関節を曲げることでピンセットの先が開くようになっている。
ストーリー by hylom 2017年12月09日 6時00分 じっくり貯めれば使いどころはあるかも? 部門より 「原子力電池」と聞くと取り扱いが厳しそうなものに見えるが、実はご家庭でも手軽に作れるそうだ(実用性皆無、トリチウム管を使った原子力電池の自作、本物の「原子力電池」を作ってみた—隙間科学研究所BLOG)。 仕組みとしては、トリチウム(三重水素)ガスを使った蛍光管(トリチウムが出す微細なベータ線を蛍光物質に当てて発光させる)を使い、この光を太陽電池によって電力化する、というもの。トリチウム管は国内でも法基準(1ギガベクレル以内)に収まっているものは比較的容易に入手できるようだ。 発電された電圧は0.006V程度とのことで、そのままではほとんど実用性はないが、コンデンサに貯めて利用するといった使い方が考えられるようだ。
京都大学発のベンチャー「ティエムファクトリ」が、透明度が高く軽量で断熱性が極めて高いという断熱材を製品化した(産経新聞)。窓ガラスの間に挟み込むことで、従来の断熱材を遙かにしのぐ効果が得られるという。 この断熱材「SUFA」はエアロゲルと呼ばれるものの一種で、組成の95%が空気という軽い物質。同社は低コストな製造方法を開発したほか柔軟性の改善なども行い、実用化に成功した。従来の断熱材は不透明なものしかなかったが、SUFAは透明なので窓など透明である必要がある部分に利用できるという。
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