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ブックマーク / lessor.hatenablog.com (5)

  • ドラマを創作するときの自由 - 泣きやむまで 泣くといい

    例の野島伸司監修ドラマ。全体に児童福祉関係者からの評価はやはり厳しい様子。 昔からテレビドラマなんてほとんど見ないけれど(「倍返し」も「じぇじぇじぇ」も見ていない)、野島脚の『聖者の行進』は見ていた。1998年。知的障害の人たちに学生ボランティアとして関わり始めて、3年くらい経った頃だったので。周囲の学生も多くが視聴していたと思う。 地域からは障害者雇用に熱心な名士として理解されている社長が、実は知的障害者を劣悪な環境で働かせ、暴力や性的虐待を繰り返していて、という物語。センセーショナルなドラマとして話題にはなったけれど、障害福祉関係者から強く問題視されていた記憶はない(少なくとも「間違ったことを伝えるな」「誤解を招く」というような批判はなかったのではないか)。 件のドラマは、この「工場」部分が「児童養護施設」に置き換わったフィクションと考えれば、施設の描き方は問題じゃないと言えるだろう

    ドラマを創作するときの自由 - 泣きやむまで 泣くといい
  • 見た目で「知的障害」と判断される、ということ - 泣きやむまで 泣くといい

    ガイドヘルプで知的障害の彼と、都会へ。 彼はそのいでたちから、なんとなく「違い」を感じさせる雰囲気をもっている。年齢相応の恰好だとか季節感だとかを意識するのは難しい、というか、彼のスタイルのようなものがある。裸の大将まではいかないが、今日は少し寒そうにも見えた。 店で買い物をするときがある。レジに行って、お札を1枚出せれば、たいていの買い物はうまくいくものだ。しかし、店員がいろいろ彼に話しかけることがある。だいたいポイントカードがどうのこうのという問いかけである。彼はうまく言葉で返せないが、なんとなく拒否を表すジェスチャーを身に着けてきた。店員はその雰囲気から察したのか、それ以上ごちゃごちゃとしたやりとりはせずに、淡々と品物を袋に詰めて彼に渡す。「たぶん知的障害の人だろう」という予測が瞬時になされて、その結果として円滑なコミュニケーションにつながっているとも言える(数メートル離れて立ってい

    見た目で「知的障害」と判断される、ということ - 泣きやむまで 泣くといい
  • 「親学」「人間力」、そして次に来たのは… - 泣きやむまで 泣くといい

    かねてから「親学」で、最近は「人間力」でも話題の文部科学大臣であるが、大きく報道されないところでも、ずいぶんと迷惑で「今さら」感あふれる話題を提供している。「人間力」の話よりも具体的な話で、個人的にはとても不安が大きい。「子ども・子育て支援」関係者も、以下で紹介するような動きには危機感をもったほうがよいのではないか(その「内容」以上に「手法」に対して)。前回の更新でも触れたのだが、中途半端な記事になったので、もう一度書きたい。 「子ども」は「子供」になったんだ https://twitter.com/h_okumura/status/359886223088689152 記事の全文をちゃんと読みたい人はこちらをどうぞ↓ http://blog.goo.ne.jp/11kitano22/e/9e49307281f3a54983771cdbd7aa54a6 要するに、文部科学省が公用文中でこれ

    「親学」「人間力」、そして次に来たのは… - 泣きやむまで 泣くといい
  • 「リード」をつけられて歩く子どもをはじめて見た - 泣きやむまで 泣くといい

    先週末のことである。これまで子どもと関わる仕事を続けてきて、街なかでも子どもの姿にはよく注意を向けてきたつもりだったが、「リード」をつけられて歩く子どもをはじめて見た。 リードとか「ハーネス」とか言うらしい。Amazonで調べてみると、幼児用にけっこうたくさんの商品が出てくるから、需要は高いのだろう。「迷子ひも」なんて呼び名もあるようだ。リュックサックにヒモがついたようなものもある。自分が見たのは、リュックなどがついていないために、もう当に「ヒモでつながれている」感じが目立つものだった。ヒモ部分も1メートルぐらいはあり、親子の身長差を補うというレベルでもない。 そのようなものを使うことがあるらしい、と聞いたことはあった。ネット上で調べると、実際に活用している親によるコメントも簡単に見つけられた。その内容はと言えば、想像通りで、「虐待だと説教された」「嫌味を言われた」など、周囲から否定的に

    「リード」をつけられて歩く子どもをはじめて見た - 泣きやむまで 泣くといい
  • はたして「スプリンクラーがあればよかった」のか? - 泣きやむまで 泣くといい

    最近は組織の内にも外にもつらいことばかりで、何を書く気にもなれないのだけれど、だからこそ何か書いてみたらどうなるのだろうか、と思って更新してみる。 今回の「またか」というニュースについて。 <高齢者施設火災>スプリンクラー設置基準見直しへ…総務相 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000018-mai-soci 12人が死傷した長崎市の認知症高齢者グループホーム火災を受け、新藤義孝総務相は12日の閣議後の記者会見で、消防法のスプリンクラー設置基準を見直し、面積の小さな施設も対象とする考えを明らかにした。 火災のあった「ベルハウス東山手」は、グループホームのスプリンクラー設置義務(延べ床面積275平方メートル以上)をわずかに下回っていた。新藤氏は「面積基準上は設置義務がなかったが、この基準でいいのか検討しなければならない」と述べた。 関

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