その1:若き天才剣士「源義経」「侍(サムライ)」の言葉が世界に浸透しているように、日本には剣の達人がたくさん存在しました。 中でも有名な剣士の一人は、源義経です。 義経は1159年に、平安末期の武将・源義朝と絶世の美女といわれた母・常盤御前(ときわごぜん)の間に生まれました。 父・義朝は1160年の平治の乱で敵対する平氏によって殺されています。 義経もこのときに殺されるはずでしたが、敵将の平清盛が美しき常盤御前に一目惚れ。 彼女を愛人にする代わりに、幼い義経(当時の幼名は牛若丸)は命を救われました。 しかし義経が7歳のとき、将来武士になって平氏に反旗を翻さないよう、京都の鞍馬寺に出家させられます。 義経は寺で学問に打ち込み、孫子の兵法などを貪るように読んだという。 中尊寺(岩手県)所蔵の義経像 / Credit: ja.wikipediaところが15歳のときに自らの出自を知り、平家を倒すた