基本設計とは情報システムを作る工程の一つで、情報システム全体を機能単位に分割して、それぞれの機能がどういうものか、どういうことができるものか、機能同士がどうつながるのか決めていく作業です。基本設計を行うタイミングは、要件定義の後、詳細設計の前になります。 基本設計とはどういうものか…については、全ての関係者が納得する一つだけの答えはありません。なぜなら、情報システムを作る作業には、法律や業界団体などで決められた、決定版ともいえる手順や成果物がないからです。情報システムを作る人、プロジェクト、会社、方法論ごとに作業の仕方が違うのです。 それでも、広く共通しているのは、基本設計は情報システムの具体的な姿を、全体的な観点で考え始める工程だということです。要件定義で決められた、情報システムで実現しなければならないことを、どうやって具体的な画面・帳票・バッチ処理・データベースで実現するかを、みんなで