スコープマネジメントは、5W1Hの中では、Whatに該当し、プロジェクトにおいて何をするのか、そして何をしないのかを明確にする非常に重要なプロセスです。 PMBOKでは、スコープマネジメントは、「プロジェクトを成功のうちに完了するために必要な全ての作業を含め、必要な作業のみを含めることを確実にするためのプロセスと活動」としています。早い話が、必要なタスクをMECE(漏れなくダブり)で洗い出す作業ということです。 PMOに限らず、全てのプロジェクトにおいて、このスコープを明確することが何よりも重要です。スコープによって、プロジェクトにおいて、何をするのか、何をしないのかが決まります。 プロジェクト開始前にスコープをしっかりと関係者が合意し、プロジェクト開始後に、それをぶらさないことがプロジェクト成功に向けた第一歩です。 また、スコープの決め方については、PMBOKにおいて以下の6つの手順が用
つまり、スコープマネジメントとは、 プロジェクトの目標を達成するために必要な成果物とタスクを定義する プロジェクト期間を通じて、必要に応じてその定義を見直していく 必要な成果物とタスクが完成されていることを保証する ということである。 次に、冒頭で述べた「スコープマネジメントがプロジェクトの成功/失敗に大きく影響を及ぼす」ということに簡単に触れておく。 スコープマネジメントがプロジェクトの成否を分ける プロジェクトが成功裡に終了するのは全体の約20~30%、厳しい見方をする人によると1000に3つともいわれる。いかに多くのプロジェクトが失敗に終わっているか、お分かりいただけるだろう。こうした中でプロジェクトの失敗は、スコープマネジメントのまずさによる場合が多いといわれている。なぜだろうか。 このことを考えるに当たり、まず「プロジェクトの成功」について整理しておく必要がある。 プロジェクトの
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