「いいですよ、きっと気に入ってもらえますよ」。トヨタ自動車の技術者からそう聞いていたのが新型カムリ。トヨタが“新世代のクルマづくりコンセプト”をかかげて開発を行ったモデルとしては、これが「プリウス」「C-HR」につぐ3車種目となる。 日本で販売する新型カムリは、2.5リッター4気筒ガソリンエンジンを使ったハイブリッドシステム搭載の前輪駆動モデル。全長4885mmのボディに、寸法以上に広さを実感する室内というパッケージングのよさが特徴のひとつだ。 前後席ともにレッグルームもヘッドルームも空間的な余裕が十分にあり、着座位置は低すぎず、乗降も楽。幅広いユーザーのことを考えた設計になっている。 トラディショナルなセダン・スタイルなので、室内空間とトランクルームがきちんと分けられていることが、騒音の低さや空調効率の高さという利点をもたらしていることがわかる。セダンならではのこうした美点を再発見しても