ホンダは記者会見の席上で2018年のモータースポーツ活動計画を発表、SuperGTのGT500クラスに参戦する陣容を紹介した。そのなかには「TEAM KUNIMITSU」のジェンソン・バトン選手も含まれ、会場を沸かせていた。 ホンダは18年にモデルチェンジを予定しているミニバンのジェイドと、それにトール型軽自動車のN-ONEのRSモデルを展示。かつて高性能で人気だったシビックRS(74年)を彷彿させるロゴがよかった。 スバルは、トヨタのサブブランドとしてレース活動などを行うガズーレーシングカンパニーがブースを出したことにならったか、スバルテクニカインターナショナル(STI)に大きなスペースを占有させた。
米国では、もうワンサイズ大きいCX-9というモデルを販売しているが、そのパーツを数多く使いながら日本にジャストフィットするサイズとして開発したのが、今回のCX-8である。12月14日の発売後1カ月で、月間販売計画1200台に対し10倍を超える1万2042台(!)を受注し、早くもヒットモデルになっている。 CX-8のボディサイズは全長4900×全幅1840×全高1730mm、ホイールベース2930mmと余裕あるサイズに3列シートを備えたパッケージングを特徴とする。エンジンは2.2リッターディーゼルで、前輪駆動モデルと4輪駆動モデルを用意する。 「ショールームに家族連れが戻ってきました!」とマツダの広報部が言うように、おとなでも3列目シートを使える機能性の高い居住空間がセリングポイントだ。2列目シートは前後120mmのスライド機構も付いていて、想像以上に使い勝手が良い。 いっぽうで肘掛け付きキ
2018年もリーバイス®の勢いは止まらない。これまでさまざまなブランドとのコラボを実現し、話題をさらってきたジーンズ界のキングが今回、コラボのパートナーにバッシュ界の至宝「エア ジョーダン」を擁する「ジョーダン ブランド」を選んだ。 ファッションを愛する者なら、聞いただけで思わず鼓動が高鳴るこのコラボ、じつは以前にも一度実現している。2008年、エア ジョーダン・シリーズの誕生23周年を記念して、「エア ジョーダン1」と「501」、Tシャツの3点が入った特別ボックス・セットがリリースされた。2323セット限定という希少性も手伝って、熾烈な争奪戦が勃発した。 それから10年経った今年、奇跡のコラボが再び実現。展開アイテムは「エア ジョーダン 4 レトロ リーバイス®」と「ジョーダン リバーシブル トラッカー」の2点だ。 1989年に誕生した「エア ジョーダン 4」といえば、プラスチックやメッ
2017年11月23日、目黒・元競馬場前にレストラン「Kabi」がオープンした。 デンマーク・コペンハーゲンにあるミシュラン1つ星「Kadeau」(カドー)でシェフを務めた安田翔平と、オーストラリア・メルボルン「NORA」でヘッドソムリエだった江本賢太郎が共同経営する。 カウンターとテーブルを合わせて22席のレストランは、築80年を超える一軒家をリノベーションしたもの。シェーカー教徒の家具からヒントを得た椅子や、水磨きしてマットな質感を持たせた御影石のカウンターなどを備える空間はミニマル。料理は18時から21時30分までのディナータイムについてはコース一択のみ。日本の漬物など発酵食品をベースにした創作料理12品が次々と供される。それ以降の時間はアラカルトでツマミがオーダーでき、ワインバーのように飲んで過ごせるスタイル。彼らはなぜ漬物を選んだのか? 「料理を通じて日本の文化を発信していきたい
グラミー賞のレッドカーペットに現れたセレブは白薔薇で着飾る。ベスト・ドレッサーの6人をはじめ、スターたちのファッションをチェックしよう。 Words by Winsome Li (GQ)
トラックスーツからドロップショルダーのジャケット、大胆なロゴつかいまでダンヒルがニュージェントルマン像に挑戦した! 文:岩田桂視(GQ) ダンヒルの2018-2019年秋冬コレクションがパリで発表された。会場はマルゼルブ大通り沿いにあるリセ・カルノー内のエッフェルホールだ。1880年頃に建てられたというこの、いかにもエッフェルの作らしい鉄を主体にした構造物のインダストリアルな雰囲気に驚いていると、ポル・ロジェのシャンパーニュで歓待を受けたのにも驚いた。ポル・ロジェといえば、宰相・チャーチルが愛飲したシャンパーニュとして知られる。さすが、イギリスのメンズ・ブランドらしい選びである。 ファースト・ルックは肩掛けしたビッグサイズのチェスターフィールドコートに、ピンチェックのトラックスーツという組み合わせ。足元は白いスニーカーだ。続いてタイドアップしたレザーシャツと、レザーのベルトレスパンツを組み
1階には、テーラーメード(特別注文プログラム)で仕上げたというGTC4ルッソが飾ってある(取材当時)。色から素材、組み合わせまで、本社の専任スタッフやデザイナーと相談しながら、本当に世界に1台しかないコンフィギュレーションの跳ね馬を手に入れるプログラムが「テーラーメード」という仕組みだ。 この「テーラーメード」では、純正以外のボディカラーはもちろん、シート地にたとえばデニムやハリスツィードを使うなど、自由自在。制限は貴方の財布のナカミと想像力次第、という、ウルトラ贅沢なフルオーダーシステムだ。今回はさすがにそこまで試せないけれども、それはまた次回のお楽しみ、もしくは自分自身の夢、にとっておこうじゃないか。 2階に案内された。色とりどり、ほとんど自由奔放と言いたくなるような色味のステアリングホイールやアロイホイール、シートの見本が並んでいる。テーラーメードなら、こんなに自由にできるものなのか
息子のフレッド・プレスマンが後を継ぐと店は劇的に変わり、高い品質と、何よりも趣味の良さを重要視するようになる。次第に店はハイファッションのシンボル的存在となり、婦人服も扱い始めた。ニューヨークで買い物をするならここ、と言われるようになり、商品ばかりでなくスタッフの質でも有名になった(実は私も店で働いたことがある)。 ジョルジオ アルマーニを初めてアメリカに導入したのもバーニーズだった。ジョルジオ・アルマーニ本人もアメリカに来ると店に立ち寄ったものだ。 私はプレスマン氏と特別な関係を築くことができた。いつまでたっても私にとっては特別の存在だ。彼が私に仕事をくれたのは、私が家賃を払えず、日々をヌードル1杯で過ごすような生活をしていた頃の話だ。彼に教わったことは、私の心に永遠に残り続けるだろう。 その後、東京と横浜に店を開くという大きな展開をして、バーニーズは世界的企業となった。今日のバーニーズ
フォーマルウェアは毎年買い替える類いのものではありませんが、気分転換に小物を新調してみていかがでしょう。心が浮き立つこと間違いなしの新作を見繕ってお届けします。 Photos: Shinsuke Kojima, Daigo Nagao Styling: Akito Kitano, Shingo Fukuyama Words: Kei Takegawa ふっくらとした弾力に包まれる幸福も─RUBINACCI ロンドンハウスの名で一世を風靡した、サルトリア・ナポレターナを代表するルビナッチ。マスキュリンなことこの上ないシルエットはブリティッシュ・テーラリングへの敬意からはじまり、ついにはヴィクトリア&アルバート博物館に永久展示されるに至った2代目マリアーノ・ルビナッチの面目躍如だ。かの地のアリストン製ベルベットの上品な光沢感、ふっくらとした弾力もたまらない。タキシード ¥307,800〜(オー
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Katherine Heigl and Gerard Butler, Dec 12, 2008 : Katherine Heigl and Gerard Butler star in the romantic comedy "The Ugly Truth'. (Photo by Splash/AFLO) [2109] *** Local Caption *** NO USA
ジョージ・クルーニーが出演するのはオンラインエンターテインメントサービス、Huluで配信される全6話のリミテッドシリーズ『Catch-22(原題)』。アメリカ人作家ジョセフ・セラーが1961年に発表した同名小説『キャッチ=22』が原作だ。 主人公はイタリアの島にあるアメリカ空軍基地に所属するヨッサリアン大尉。第2次世界大戦末期、彼は生き延びるためになんとか出撃を逃れようとするが、そのたびに巧妙な仕組みを持つ軍規キャッチ=22に阻まれてしまう。この小説は、戦争の狂気や現代社会の不条理を描いており、ここから英語ではジレンマや矛盾している状態のことを「catch22」と表現するようになった。 米国サイト『ハリウッド・レポーター』によると、ドラマ『Catch-22(原題)』の脚本を読んだジョージは、自らヨッサリアン大尉の上司カスカート大佐を演じたいと志願。さらに監督もやりたいと語り、ロケーション場
祝!「GQレストラン・(居酒屋ふくむ)・オブ・ザ・イヤー2017」記念大アンケート!前編はこちら 田島 朗 『Hanako』編集長 『BRUTUS』副編集長を経て2016年より現職。11月16日に特集「300人に聞いた、いま絶対に行きたい店」が発売されたばかり。 ●ペタンク(浅草/ビストロ) ●ペリキュール(神山町/ビストロ) ●フランツ(白金/ビストロ) ●アンドシノワーズ(小伝馬町/インドシナ料理) ●Ǎn Ði(外苑前/ベトナム料理) ●美虎(銀座/中国料理) ●BOLT(牛込神楽坂/ビストロ) ●The OPEN BOOK(新宿三丁目/バー) ●NATIVO(三軒茶屋/イタリア料理) ●ロングレイン(恵比寿/タイ料理) 田中知之(FPM) DJ、プロデューサー 1966年、京都府生まれ。国内外でDJ、プロデューサーとして活躍。食通としても知られており、全国各地を網羅する情報量の多さ
エクストリームな肉しゃぶ 週に7回肉を食べる“肉食ライター”の小寺慶子さんにとっても、「東京肉しゃぶ家」は衝撃だった。きっかけは、都内に「焼肉KINTAN」や「しゃぶしゃぶKINTAN」を展開する(株)カルネヴァーレの代表取締役・鳴坂竜一氏の推薦。ふたりの間で、こんなやりとりがあった。 鳴坂氏の言うとおり、小寺さんは翌日の予約をすんなり取り、ひとり大久保へと向かった。店は歌舞伎町を隣にする職安通り沿い。韓国料理店やドン・キホーテが並ぶなか、「東京肉しゃぶ家」はそのエリア内で目立って小ぎれい。中に入ると、女性ひとりでも過ごしやすそうな小綺麗なカウンターの店だった。 目当ては世にも珍しいシャトーブリアンのしゃぶしゃぶ。肉が登場すると、見た目にも味にも仰天した。 「あれほど大きくて分厚いしゃぶしゃぶを出す店を見たことがありません。ステーキかと思うくらい。しかもシャトーブリアンです。食べてみると、
寒さが身にしみるいまの季節にこんな風に着たらシャレオツになる。そう。なれる! ミラノの街に現れたモード界の男たちの冬スタイルをチェックしよう。 Words by Winsome Li (GQ) Photos by Dan Roberts 2018年秋冬ミラノ・ファッションウィーク・メンズが1月12日から15日まで開催された。ショーが過密に詰まった日程をコンプリートするために、ミラノの街を駆け足で往来するファッション業界人のスタイルを見てほしい。なぜならばそれを見るだけで、すぐに実践できる着こなし術がわかるのだ。スタイリングの技法からヒットアイテムまで、5つのトレンドを分けて紹介する。 1.「防寒」+「おしゃれ」=「ダブル・アウター」 寒いからニットとシャツなどを重ね着するケースが多いが、ファッショニスタたちはなんと、2枚のアウターを同時着用する。ダウンベストのなかにトレンチコート、カーディ
■セルフアレンジに挑戦! 男のヘアスタイリング【前編】へ→ 新しいヘアスタイルをつくるヘアクリームやオイルなどのヘアプロダクト。セルフヘアアレンジは、自分にあったアイテムをみつけることが大切だ。選ぶ基準は、高度なコツを必要とせずに誰でも簡単にこなれたスタイルを作ることができるかどうか。 ファッション誌や広告を中心に活躍し、多くの俳優や女優、クリエーターが信頼を寄せるヘアアーティストのKENICHIが、ショート、ミディアム、ロングヘアのモデルを使い、ヘアスタイルをアレンジした。使用するのは、髪にとって大事な自然成分で作られたセンス・オブ・ヒューモアのプロダクツ。美容成分を多く配合しているヘアクリームやオイルは、乾燥による髪のパサつきを実感する季節にこそ選びたい。
自動車メーカー系が一般に清楚といっても、購買ターゲットの想定年齢が若いクルマになると、セクシー度が高まる。ダイハツやスズキの元気さかんなチューンド・モデルの展示スペースでは“カメコ”が群がっていた。 カメコ(カメラ小僧)と書いたけれど、かわいいコンパニオンたちを撮るのは男性に限らない。女性でも熱心な様子で撮影に精を出しているひとが意外に少なくないのだ。 クルマとコンパニオンの組み合わせは、もとは英米のショーで始まったことだが、日本でもすっかり定着した。ファスト・カーとガールは、少年とクルマ好き少年みたいなおっさんにとっては永遠のあこがれかも。
新しいヘアスタイルを作るために必要なヘアクリームやオイルなどのヘアプロダクト。セルフヘアアレンジは、自分にあったアイテムをみつけることが大切だ。選ぶ基準は、高度なコツを必要とせず誰でも簡単にこなれたスタイルを作れることができるかどうか。 ファッション誌や広告を中心に活躍し、多くの俳優や女優、クリエーターが信頼を寄せるヘアアーティストのKENICHIが、ショート、ミディアム、ロングヘアのモデルを使い、ヘアスタイルをアレンジした。使用するのは、髪にとって大事な自然成分で作られたセンス・オブ・ヒューモアのプロダクツ。美容成分を多く配合しているヘアクリームやオイルは、乾燥による髪のパサつきを実感する季節にこそ選びたい。
【選考方法】 選考は持ち点配分法にて実施。各人持ち点を25点とし、国産車・輸入車問わず、2016年の11月から2017年10月までの1年間に発表された乗用車の中から5台を選択。そのうち最も高く評価したい1台に対して10点を、残り15点を4台のクルマにそれぞれ割り当てた。 ■1位 スズキSX4 S-CROSS 10点 Made in Hungaryのマジャールスズキ物件つまりノット国産車。そして、とても日本車とは思えないくらいピシッと乗り心地がイイ。冗談抜き、ウィンドシールド越しのいつもの道のいつもの景色が違って見える。急に動体視力がよくなったような感じ。走りも乗り心地も、キモになるのは接地性。タイヤをいかにキレイに地面にくっつけ続けられるか。そこがちゃんとしているのが勝因。ここまでイイと、気になるのはダンパーのサプライヤー。答えはKYBヨーロッパ、つまり日系。おお。マイナーチェンジでCVT
2018年1月18日、フランスのショコラメゾン「JEAN-CHARLES ROCHOUX(ジャン-シャルル・ロシュー)」の日本1号店が東京・南青山にオープンした。 文・藤井存希 バレンタインデーまで1カ月をきった。女性たちの注目がショコラメゾンに集まるなか、フランスのパリ6区に本店を構える「ジャン-シャルル・ロシュー」(JEAN-CHARLES ROCHOUX)が東京・南青山にオープンした。かつて日本でも人気を博したパリのショコラティエ「ミッシェル・ショーダン」で10年の経験を積んだジャン-シャルル・ロシューが手がけるショコラメゾンで、世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2018」にも参加している。 1月18日のオープン当日はジャン-シャルル・ロシュー本人も来日し、レセプションパーティが開催された。雨にもかかわらず、入場制限がかかるほど多くのゲストが集まり、ロシューが得
「GQ MEN OF THE YEAR 2017」の受賞者たちが2017年11月22日、東京・港区の「東京アメリカンクラブ」に集結した。700人あまりの招待客が詰めかけた授賞式&パーティをレポートする。 写真・中庭愉生、鷲崎浩太郎 スタイリング・祐真朋樹(稲垣吾郎、草彅 剛、香取慎吾)、 櫻井賢之(佐藤琢磨、長谷川博己、秋山竜次、佐藤天彦)、服部昌孝(野田洋次郎)、井嶋一雄(斎藤 工) ヘア&メイクアップ・菊地 勲(稲垣吾郎)、荒川英亮(草彅 剛)、吉村 健(佐藤琢磨、秋山竜次、佐藤天彦)、宮田靖士(長谷川博己)、 小林雄美(野田洋次郎)、赤塚修二(斎藤 工) ヘア・Hiro Tsukui(香取慎吾) メイクアップ・仲嶋洋輔(香取慎吾) 文・『GQ JAPAN』編集部、赤坂匡介
今年のゴールデングローブ賞のレッドカーペットは珍しく、黒一色に染まった。セクハラ行為に抗議する女優陣が見せた “オールブラックの連帯”! Gary Oldman at the 75th Annual Golden Globe Awards held at the Beverly Hilton Hotel on January 7, 2018 in Beverly Hills, CA ©Tammie Arroyo-GG18/AFF-USA.com. 07 Jan 2018 Pictured: Laura Dern, Nicole Kidman, Zoe Kravitz, Reese Witherspoon, Shail. Photo credit: MEGA TheMegaAgency.com +1 888 505 6342
感嘆のディテールが宿る服なめらかなキャメル色のコートとパンツ。襟もとで折り返すと身頃の裏地が柔らかなグレーのカシミヤであることがわかる。手首からもちらりと、その裏地がのぞく。すなわちレザーのボンディングであるが、こんなに美しいメンズのレザーコートを、これまで見たことがあるだろうか? そういえば、ベルルッティは、レザーシューズに端を発したブランド。ゆえに、世界最高峰のレザーを惜しみなく使用することができるのだと気が付く。 2つボタンのブラックスーツに、さらりと羽織ったムートンのブルゾン。その丸く弧を描く肩のラインには、不思議なことに「袖付け」がない。ラグランスリーブというわけでもなく、つるりとシームレスに袖がつながる。これは、ベルルッティを象徴するシューズ「アレッサンドロ」から着想を得たもの。まるで陶器のように滑らかな外観の、格別なシューズを思い出す。 かわりに胸元のヨークと全く同じ位置に、
1月24日(水)発売の『GQ JAPAN』11月号では、「ミュージック&スタイル」を大特集。今注目すべき、新しいファッションも連れてくるアーティストとそのスタイルを取り上げる。カバーストーリーは、N.E.R.Dを復活させたファレル・ウィリアムスの独占インタビュー。LAでかれの新たなミューズと一緒に撮り下ろした。
運転しやすく乗って快適なクルマをどう作るか。設計的にも仕上げ的にも、最近のスズキはそのへんの勘どころをよくわかっている。クルマに乗ったり、あるいはそれを作った技術者と話したりするにつけ、どうもそう思えてならない。 そのワカッテル感がいちばんわかりやすいのは、クルマでいうとSX4 S-CROSSとエスクード。つまりMade in Hungaryの輸入車で、いってしまえば欧州市場向けの製品のオスソワケ物件である。日本市場における販売台数は、メジャーな国産スズキ車と較べたら現状、スズメのナミダ程度でしかない(数売る気がハナからないのかと思ったら、必ずしもそうではないらしい)。 国産スズキ車のなかではスイフトがヨイ。特定のある部分に注目すれば、他の国産スズキ車にも「おお」となる見どころはある。あるけれど、1台のクルマとしてフツーにオススメ度が高いのは……となると、スイフト。 個人的に殿堂入り認定し
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「ブティック・ホテル」というコンセプトが生まれるはるかまえに、イアン・シュレーガーは「スタジオ54」によって ナイトライフを一変させた。いまや伝説となったこのクラブこそ、享楽主義の一時代の「ツァイトガイスト」(時代精神)そのものだった。40年後のいま、シュレーガーが栄光の日々を振り返る。 Words: Paul Flynn Translation: Ottogiro Machikane
筆者は映画の専門家ではないが、ひとつだけ断言できることがある。面白い映画は、例外なく細部まで作り込まれている、ということだ。時計ひとつとっても、後に残るような傑作や名作では、持ち主の社会的立場を反映したものがちゃんと選ばれている。最近の映画でひとつ例を挙げるならば『シン・ゴジラ』、ひと昔前ならば、若手金融家の成功と没落を描いた『ウォール街』になるだろうか。 持ち物で人となりを表す手法を大々的に用いたのは、『ウォール街』が初だったように思う。主人公のバド・フォックスは、成り上がることを夢見て投資銀行に加わった若者。彼が何者なのかは、時計を見ればたちどころに理解できる。入社したてのバドが巻いているのは無名の「ローラス」。しかしハイソサエティの好む、ローマンインデックスの2針であるところに、彼の上昇志向がうかがえる。とはいえ、彼はあくまで新人だ。バドの身分と収入は、時計が金無垢ではなく金メッキで
1990年代初頭のスノーボードカルチャーが宿していたエネルギーとムードにインスパイアされたこのコレクションは、鮮やかなカラーブロックに「SNOW BEACH」や「POLO HI TECH」などのフレーズを取り入れたアイテムが特徴。大胆な色使いとロゴが目を引くアウトドアテイストのスタイルは当時のファッションシーンで大きな話題を呼び、コレクターズアイテムとしても絶大な人気を誇った。 そんな伝説のコレクションが誕生して25年あまり。四半世紀となる節目の年である今年の2月1日、スノーボーディングコレクションの進化版である「リミテッド エディション ポロ スノービーチ コレクション」が発売される。 1993年のコレクション中のアイテムを正確に再現したプルオーバーやヴィヴィッド・レッドのベスト、バケットハット、フィットキャップなどのアイテムが並ぶ。それらに加えて、いまの雰囲気を取り入れたラガーシャツや
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