ミリタリーやワークといった武骨なユーティリティウェアとトラッドのエッセンスを取り入れたコレクションで人気のブランド、キャプテンサンシャイン。そのデザイナーを務めているのが、児島晋輔氏だ。近年は、ウールリッチのゲストデザイナーを務めるなど、活躍の場を広げる彼にとって、暖かくなる季節は待ち望んでいたようだ。 そんな季節を満喫するために、洋服の素材選びには気を使っているという。 「シアサッカーやリネンなど、春夏の定番素材を取り入れますが、個人的にはシルクを混紡した生地が好みです。シルク混にすることで、適度なハリと清涼感が生まれますから」 キャプテンサンシャイン定番のフィールドラップジャケットは、春先になると出番が多くなる一着。毎年、マイナーチェンジを繰り返し、素材をアップデートしながら作り続けている。 「今季は綿シルクのシアサッカー生地を作りました。春夏のアイテムですが、あえてダークトーンを使う