東京のメンズシーンを作り出すセレクトショップとして知られるストラスブルゴ。旗艦店である表参道店の3階には、服道楽の奥の院ともいえるテイラーズラボが控える。それぞれの職人が常駐するオーダーサロンであるが、2018年の6月から新たに“山の上 テーラリング”なるオーダースーツの職人が加わった。34歳という若きテーラーは着心地を追求する。 「スーツを特別なハレ着と考える人もいますが、普段着としてもっと活用してほしいと考えています。だからなるべく軽くて柔らかい着心地のスーツ作りが僕の現在の目標です。生地もソフトなものを選び出し、それに見合った芯地をチョイスしています。縫い方に関してもただパーツ同士を合わせるのではなく、生地が持つ本来の繊細さが損なわれぬよう“織る”イメージで仕立てています」
稲垣吾郎は、テレビで見る稲垣吾郎そのものだった。クールで、身のこなしがしなやかで、透き通った不思議な存在感がある。喜怒哀楽を人に見せることは彼の流儀に反するようで、表情や声のトーンは常に静謐だ。けれども、ひとつひとつ丁寧に選んだ言葉からは、青い炎が発しているかのような静かな熱が伝わってきた。独立、ファン、仲間、事務所、そして結婚について。44歳を目前にした稲垣吾郎は、われわれが知りたいことを誠実に語ってくれた。 このままずっと続いていくと思っていた ─ 一種、国民的なスターですよね。だからファンだけじゃなく、みんなにとって今回のことは他人事ではないわけです。 その感じはすごくあります。スタッフだけでもメンバーだけの出来事でもない、そういうコトの大きさというものが改めてわかった気がします。もともとわかっていたつもりなんですけれど、なんとなく流されていたり、忙し過ぎて振り返る時間もあまりなかっ
グッチのNYロゴシリーズを見ていたら、子供の頃の気持ちが蘇った。初めて野球のユニフォームを着たのは4歳のとき。以来、15歳の夏まで毎日考えた。どうしたら格好よく着れるのか。目指したのはメジャーリーガーだった。 Words & Styling:Tomoki Sukezane Photos:Junji Hata @ Cyaan Hair:hiro TSUKUI Make-up:Masaki Yoshinaka(ともにPerle Management)Illustration:Stéphane Manel ニューヨーク・ヤンキースはお洒落な野球少年のベーシック 僕が野球を始めたのは漫画『巨人の星』がきっかけ。でも、ユニフォームの着こなしに関しては、もっぱらメジャーリーガーから影響を受けた。子供の頃、僕は野球に夢中で、バットとグローブを持たない日はなかった。テレビで野球を見るよりも、ユニフォームを
ETHAN NEWTON イーサン・ニュートン Bryceland's Co “裏原宿のさらに裏に洒落た店がある”という噂が数年前から立ち始めた。ブライスランズのオーナーであるイーサン氏は、20年ほど前に来日し、エビスヤテーラーで働いた経歴を持つ人物。その後、母国のオーストラリアや香港などでアパレル事業に携わり、日本でショップをオープンしたのが2016年。非常に男くさい商品構成はイーサン氏のセレクトだ。 「短期間で消費されない本物の男性服が僕のコンセプト。現代のファッションは往々にして早いサイクルにて消費を煽ろうとします。しかし良質な素材を使用しプロダクトとして十全に機能する服は、廃れることなく長く愛用可能です。主に1930~40年代に考案された服は、機械生産と職人仕立ての良い部分を併せ持つところが特徴です。そういった雰囲気を引き継ぐ良質な服を扱っています」
10月23日(火)に東京・恵比寿の某所で『GQ JAPAN』創刊15周年記念パーティを開催します。その会に読者の皆さん100組200名さまをご招待! パーティの詳細はまだ秘密だけど、ライヴ演奏や大物ゲストを招いてのトークショー、さらにはファッションショーも挙行します。『GQ JAPAN』の秋のフェスともいえるこのパーティは、創刊15周年記念事業として10月11日に発売される増刊号『GQ MILLENNIALS CATALOGUE』(500円)の発刊セレブレーションでもあります。 同増刊号は2000年紀に成人したミレニアルズ世代および1995年以後に生まれたZジェネレーションの「神々たち」やファッション、ライフスタイルに焦点を当てた特別編集版です。若々しい溌剌とした誌面とパーティをエンジョイされたし、です。 ご応募、待ってます! 締切は10月1日23時59分まで! イベント詳細 日程: 20
メジャー・デビュー10周年を迎えたロックバンドNICO Touches the Wallsが、新作『OYSTER -EP-』を12月6日にリリースした。10年選手として確立した個性と音楽シーンの現状を語り、そこで勝負する意気込みと30代の世代観を宣言する。 文・森朋之 写真・中野敬久
「ゆるふわラップ」を含め女性が台頭したラップ・シーンを牽引する20歳のDAOKOがグラミー賞受賞アーティスト、オルタナ・レジェンドのBECKとコラボした。驚きの共演が生んだシナジーを考察する。 Photos: Maciej Kucia @ AVGVST Styling: Noriaki Moriguchi @ GQ Styling Assistant: Chihiro Ogura Hair & Make-up: Rie Shiraishi (BECK), Hiroko Takashiro (DAOKO) Words: Joe Yokomizo Translation: Kazumi Someya BECK:ジャケット ¥74,000、シャツ ¥33,000〈ともにBED j.w. FORD/バースリー ☎03-6432-9313〉、DAOKO:ジャケット ¥75,000、シャツ ¥37,0
年齢を重ねるごとに深みを増して輝く男たち。装いやキャリアだけでなく、生き方や思想、立ち居振る舞いに滲み出る人としての輝きがぼくらを惹きつける。そんな若き心をもつ紳士たちの6人目は政治家の鳩山由紀夫だ。 写真・操上和美 スタイリング・祐真朋樹 文・Takeshi Sato ヘアメイク・ Atsushi Momiyama @ BARBER BOYS YUKIO HATOYAMA 鳩山由紀夫 1947年、鳩山家の長男として生まれる。「これからの日本は工学が大事」という恩師の言葉で東京大学工学部に進むが、米国留学中に日本の未来に不安を抱き、政治家への転身を考えるようになる。1986年に初当選、2009年に内閣総理大臣就任。「政治家は時計を気にしてはダメ」という考えで、手首に目を落とさないように懐中時計を愛用。 アルマーニを着た政治家かつて総理大臣まで務めた政治家は、サンデルに共感し、アルマーニを着
ヴィヴィアン・ウエストウッドの最新ドキュメンタリー、”Westwood: Punk, Icon, Activist”(原題)が近日、日本でも公開される。監督のローナ・タッカーが3年以上にわたりヴィヴィアンの生活のあらゆる面に密着して撮りあげた力作で、過去2本のヴィヴィアンに関するドキュメンタリーをはるかに凌駕する濃密な作品になっている。 ヴィヴィアン・ウエストウッドという名を聞いて「お財布のブランド」と連想してしまう世代のために少し説明を加えると、今年77歳を迎えたヴィヴィアン・ウエストウッドは、ファッションデザイナーであり、独立した会社の所有者にして経営者であり、時代を挑発する活動家であり、情熱的で率直なパーソナリティで人々の注目を浴び続ける英国文化のアイコンであり、それらすべてを兼ね備えるゆえにイギリスファッション界の女王として君臨する、類いまれなる女性である。 彼女の名が初めて世界に
フォルクスワーゲンは、ドイツで9月1日に開催した「GTIカミングホーム」において、ゴルフGTI TCRコンセプトを初公開した。これから一層の盛り上がりが期待される「TCR」レース由来のサブネームが話題を呼んでいる。 ホンダ シビックタイプR TCR、プジョー308 TCR、アウディ RS3 LMS、ヒュンダイi30N TCRなどレースに参戦しているマシンは多い。排ガス触媒をはじめ量産車のものを使用することが義務づけられているなど、身近なクルマがレースをしている感覚が一般的に高く評価されているのだ。 ゴルフ GTIは230馬力(169kW)の最高出力と350Nmの最大トルクを誇るモデルで、2018年6月にアダブティブシャシーコントロール(DCC)やデジタルメーターなどを備えた最新モデルが日本市場に導入されたばかりである。 TCRコンセプトはさらにその上をいく。290馬力の大パワー(最大トルク
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