とり・みき PROFILE 1979年、少年チャンピオン『ぼくの宇宙人』でデビュー。主な代表作に『るんるんカンパニー』『クルクルくりん』『愛のさかあがり』『石神伝説』『DAI-HONYA』(第25回星雲賞コミック部門受賞)『SF大将』(第29回星雲賞コミック部門受賞)『遠くへいきたい』(第42回文藝春秋漫画賞受賞)など。最新作は、ヤマザキマリと共著の『プリニウス』(新潮社。現在、第6巻まで刊行中)。 www.torimiki.com
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泥道の側から一歩退けた、SUVとは微妙にコンセプトを違えるクルマを指して“クロスオーバー”などと呼ぶことも多い。が、近い将来はそういう垣根も取り払われ、UXのようなクルマが都市の日常づかいでの当たり前になると彼らは踏んでいるわけだ。 カテゴリー的にはCセグメント相当となるUXは、たとえばVWゴルフに比べるとひとまわり大きいものの、全高は4WDでも1550mm以下に抑えられている。日本的な尺度でいえば立体駐車場にも対応しながら、降雪など不意の荒天でも高いロードクリアランスを利して普通のクルマよりは機動力があるということになるだろうか。 ラインナップは標準系とFスポーツ系の2つに大別され、各々にハイブリッドとガソリンという2つのエンジンを用意する。いずれも高速燃焼の概念を取り入れた最新の設計となるもので、熱効率は40〜41%と自動車用内燃機においてはトップクラスの高効率を誇る。併せてシャシーも
2018年9月26日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、東京都千代田区・東京ミッドタウン日比谷でジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」を発表した。 日本法人が“シビれる電気ジャガー”と銘打った「I-PACE」は、欧州ブランドとしては初となる電気自動車のSUVだ。欧州ではメルセデスの「EQC」やアウディの「e-tron」などが発表されたばかりだが、この2モデルが既存のプラットフォームを利用するのに対して、「I-PACE」はBEV専用開発品を使う戦略的なモデルだ。 発表会に際して来日したクリエイティブ・デザイン・ディレクターのジュリアン・トムソン氏は、2000年にジャガーに入社以来、現行ラインナップすべてのデザインコンセプトの開発責任者を務めた人物。「入社以来、私自身もっともワクワクしたモデルであり、ジャガーの歴史においてもとても重要な意味をもちます。2016
ギャレット・マクナマラさんは8月7日、東京・丸の内の丸ビルで行われたトークイベント「ローレウススペシャルトーク presented by MUFG『スポーツのチカラで世界を変える』」で杉山愛さんと対談するためにハワイから駆けつけた。イベント直前、会議室に撮影セットを組み、『GQ JAPAN』のムービー撮影とインタビューが行われた。動画は9/24に『GQ JAPAN』webで公開! 差別や偏見をなくすために 2000年に創設された「ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード」は、短期間で世界に影響を与えるスポーツの祭典となり、「スポーツ界のアカデミー賞」と称されるようになった。このアワードのアンバサダーふたりによる対談の前に、いま一度ローレウスとは何かを紹介しておきたい。 ローレウスの理念は、2000年の第1回アワードにおける「スポーツには世界を変える力がある」というネルソン・マンデラの言葉が
3リッター直列6気筒エンジンは250kW(340ps)を発生し、静止から時速100kmまでを4.6秒で加速するという俊足ぶり。 今回ペブルビーチ・ゴルフリンクスでデビューしたのは、Z4 40iファーストエディションだ。 M社が深く関与していて、シャシーのチューニングから、専用の電子制御ダンパーを組みこんだサスペンションシステム、それに高性能ブレーキまで手がけている。さらにリアには、電子制御式の「Mスポーツディファレンシャル(ギア)」を組み込んでいて、よりスポーティな走りを楽しめるという。 「低い重心高、適正な前後重量配分、拡大したトレッド、コンパクトなホイールベースは理想的なスポーツドライビングに貢献します」。BMWはプレスリリースでそう述べている。 エクステリアは、新世代の多角形キドニーグリルを採用し、シャープな印象のヘッドランプとの組み合わせも特徴的だ。グリルの中はメッシュタイプとなっ
「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)」は、世界80カ国以上、500を超える小規模独立系ホテルで構成されたホテルブランドだ。加盟ホテルのレストランで提供されるフードメニューのレシピを編纂したレシピブックが人気だという。2015年に第1巻をリリースし、2018年夏に第3巻が発刊された。オンラインでしか販売していないのにもかかわらず、過去のレシピブックはすべて完売したほど。この本についてSLHアジア太平洋地区代表のマーク・ウォンを直撃した。 「最近、食を旅の主目的にするひとが増えています。訪れた先のレストラン巡りだけでなく、滞在先の料理まで細かくチェックしているゲストが多く、ランチやディナーのメニューから再現しやすいレシピを集めました。アジアやヨーロッパなど、国によって個性があるのが面白いですね。わたしも写真1番の『アキーラ トンロー バンコク』のソム・タム・プーの
覆面グラフィティー・アーティストとして知られるバンクシーがやってくれた。社会を風刺する作風や挑発的で反体制的な行為が論議を喚んできた彼は今回、自分の作品を公的な場で破壊するという「ビックリ」を仕込んだ。 『ニューヨーク・タイムズ』の記事によると、10月5日(英現地時間)、ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で行われたコンテンポラリーアート・セールで、バンクシーの『風船と少女』が104万2000ポンド(約1億5000万円)で落札された。しかし、競売人がハンマーを叩いた瞬間、会場内でアラーム音が鳴りひびき、額縁に仕込まれていた“隠れシュレッダー”が作動して、作品の下半分が裁断されてしまったのである。 この「事件」の後、バンクシーは、「破壊への衝動は同時に創造への衝動でもある(The urge to destroy is also a creative urge)」というピカソの言葉を引用
変わり果てた姿での帰国 2017年6月13日、22歳の大学生オットー・ウォームビアを乗せた救命飛行機が、オハイオ州シンシナティの空港に着陸した。2015年末以来、じつに1年半ぶりの里帰りだ。両親のフレッドとシンディは、息子が昏睡状態にあると聞かされていた。けれどもアメリカの高度な医学と両親の愛情があれば、オットーはきっと元の元気な姿を取り戻してくれるに違いない、とそのことに一縷の望みを抱いてタラップを上る父・フレッドが耳にしたのは、人間とは思えない野獣のような咆哮だった。オットーの四肢は反射的に激しく痙攣するように動いていた。妹が悲鳴をあげてタラップを駆け下りる。フレッドは息子を抱きしめたが、オットーの目は見開かれたまま焦点が合わず、何を語りかけても反応がなかった。母シンディは衝撃を受けながらも覚悟を決め、夫とともに、病院に向かう救急車に同乗した。ここまで変わり果ててしまったなんて……。痛
LACOSTE──スタイリングの旬度を高める新アイコンシューズ ラコステを象徴するアイテムといえば、テニスウェアをルーツとするポロシャツ。そして2018年秋冬シーズンでは、同じくテニスを起源に持つアイコニックなアイテムがランウェイショーで披露された。それが10月15日に発売されるスニーカー「ミズーリミッド 318 1 RWY」だ。1980年代に存在したラコステのテニスシューズをリデザイン。バッシュ風のミッドカットのスタイルにはロゴ入りストラップやワニマークの刺しゅうといったアイコニックなディテールがちりばめられている。何よりボリューム感のあるレトロな顔つきは、今シーズンのトレンドである「DAD(お父さん風)スニーカー」にもストライク。秋冬スタイリングの切り札となること請け合いの一足だ。
欧州市場でのデリバリーが2019年後半と、1年以上先の市販モデルにもかかわらず、プジョーの「e-レジェンド コンセプト」と並んで、来場者を強く魅了したコンセプトEVが「DS 3 クロスバック E-Tense」だった。 そんなDS 3 クロスバックは、EVモデルこそ販売は当面先であるが、ガソリンおよびディーゼルモデルは、本国で年内に先行発売される予定という。ライバルはアウディQ2やミニ クロスオーバーだ。 多数ある魅力のうち、ひとつはボディサイズだ。全長4118mm×全幅1791mm×全高1534mmのコンパクトなボディは、日本の狭い車庫にもすんなり収まるだろう。それでいて、内外装の高いクオリティはハイエンドのDS 7 クロスバックと変わらないのだ。 もうひとつの魅力は個性的なデザインだ。エクステリはガラスエリアからうえのボリュームを絞りつつ、外径690mmの大きなタイヤと18インチホイール
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