死生学(しせいがく)は、英語では「thanatology」や「death studies」などと呼ばれるものに該当し、死についての学問的研究と定義することができる。前者はギリシャ語で「死」を意味するタナトス( θάνατος)と「言葉・理性・学」などを意味するロゴス(λόγος)が結びついた造語である。日本語の「死生学」は「death and life studies」などと英訳することもある。死にゆく過程や死別後の悲嘆などを理解し、対処する臨床系の死生学と、死や死後についての哲学的、宗教的な思想や観念、つまり死生観や、埋葬法や葬送の実践などを研究する人文系の死生学とがある[1]。 死生学が対象とするのは、人間の消滅、死である。死生学の開拓者の一人、アリエスによれば、「人間は死者を埋葬する唯一の動物」である。この埋葬儀礼はネアンデルタール人にまでさかのぼるもので、それ以来長い歴史の流れの中
