栃木県の塩谷町、田んぼのど真ん中にある大衆演劇場「船生かぶき村」をご存じでしょうか。温泉もなく、交通の便も悪いのに関わらず、地元のお年寄りだけでなく、若い人もビジュアル系バンドの延長で通っているのだとか。なぜ、そこまで人を惹きつけるのか? 地元出身のライター・斎藤充博が取材してきました。 きれいな景色を見ながら、こんにちは。ライターの斎藤充博です。 僕は栃木県の塩谷町というところで生まれて育ちました。北関東って首都圏からは「田舎」というイメージでくくられることが多いと思いますが、ここはその中でも本物の田舎。家の裏の畑にシカとサルとクマが出ますからね。 僕はここで18歳まで過ごしていました。若者にとってつらいのが「娯楽が少ない」こと。小さな本屋行くのに自転車で1時間。隣の町のTSUTAYAには車でないと行けません。 田んぼのど真ん中に劇場ができた! そんな町ですが、僕が11歳の時に、突然娯楽
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