ブックマーク / vergil.hateblo.jp (11)

  • 小野田寛郎を英雄扱いしてきただけでも大概だが、今度はその嘘を世界にまで広めるのか? - 読む・考える・書く

    映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 ゴーストライターが暴露せざるを得なかったほどひどい手記のデタラメ 小野田はとっくに戦争が終わったことを知っていた 小野田はジャングルに潜んで何をしていたのか? 小野田はなぜ津田氏のルバング島行きを嫌がったのか フィリピンで戦った英雄は断じて小野田などではない 映画『ONODA』がカンヌでスタンディングオベーションという惨事 1974年3月、フィリピン・ルバング島のジャングルに30年潜伏していた小野田寛郎元陸軍少尉が帰国した際の歓迎ぶりはすさまじいものだった。 政府が彼のために日航特別機を用意したことから始まり、機が羽田に着陸する30分前からNHKは特別番組の実況中継を開始、小野田が降りるタラップの下には百人近い政府関係者が並び、またそれ以上の数の報道陣がカメラの放列を敷いていた。 まるで戦勝国の凱旋将軍が帰国したかのような扱

    小野田寛郎を英雄扱いしてきただけでも大概だが、今度はその嘘を世界にまで広めるのか? - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2021/07/19
    逃げる奴はドンコーだ!逃げない奴はよく訓練されたドンコーだ!/軍人は人を殺す商売だもの、英雄であっても多かれ少なかれ鬼畜の側面を持ってる。ここが嫌ならあらゆる軍人は英雄扱いするな
  • ネトウヨはなぜ大坂なおみを忌み嫌うのか - 読む・考える・書く

    その理由をあまりにも明快に指摘しているツイートがあったのでメモ。 ネトウヨが大坂なおみさんを蛇蝎のごとく嫌うの、大坂さんが「日人という属性がなくても全く揺るがない存在」だからでもあるのだろうな 「日人の誇り」みたいなものを振りかざすこともなければ、「日人として」という枠にもとらわれない 「日人であることだけが拠り所」のネトウヨとは対極的 — つりがねむし (@Tsurigane_mushi) June 2, 2021 ネトウヨがことあるごとに大坂さんに「日人だと認めたくない」「日人らしくない」と言いたがるの、大坂さんが明確に自立した個人としての「大坂なおみ」という存在を確立していて、わざわざ日人という民族/国籍にアイデンティティを求める気がないのが伝わってくるのが憎くて仕方ないんだろうな — つりがねむし (@Tsurigane_mushi) June 2, 2021 まして

    ネトウヨはなぜ大坂なおみを忌み嫌うのか - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2021/06/04
    グレタ嫌いとかぶってるので、日本人とか黒人とか全然関係なく意識高い系の活動が嫌いなんだと思うよ。あと欧米のテニス報道がかなり失礼らしくて、この実態があまり知られていないのも一因かと
  • 『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。 - 読む・考える・書く

    半藤一利の原作をほぼ忠実に映画化した、岡喜八監督の映画『日のいちばん長い日』(1967年)。日の降伏に至る最後の数日間、とりわけ8月15日の「玉音放送」までの24時間を、息詰まるような緊張感で描いた名作と評価されている。 以前見たときは確かに私もそう感じたのだが、最近改めて見直してみたところ、もう、この映画はただの茶番劇にしか見えなくなっていた。 脚や演出が悪いのではない。役者の演技が大根というわけでもない。実際、この映画では、錚々たる名優たちがそれぞれの役を熱演していた。 鈴木貫太郎首相 - 笠智衆 阿南惟幾陸相 - 三船敏郎 米内光政海相 - 山村聡 天皇裕仁 - 松幸四郎 下村宏情報局総裁 - 志村喬 井田正孝中佐 - 高橋悦史 畑中健二少佐 - 黒沢年男 徳川義寛侍従 - 小林桂樹 ダメだったのは、彼らが演じた人物たちそのものだ。 号泣する男たち この映画では、いい大人の

    『日本のいちばん長い日』-- 名作と言われるこの映画も、改めて見直してみたら愚かな茶番劇でしかなかった。 - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2021/04/09
    このノリでゆきゆきて神軍の感想書いてほしい。たぶんバグってもっと面白い文章出力される
  • この国で特大ヒットするマンガ・アニメを楽しむには近現代史へのまともな認識などあってはならないのだ、ということがわかってきた。 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』に続いて、完全に「国民的マンガ・アニメ」の地位を確立したと言える『鬼滅の刃』。 しかしこの作品も、ナショナリズムを煽っているとまでは言えないまでも、その設定・構成にはかなり危ういものを感じさせる。 読んでみてまず最初に引っかかったのは、マンガ版のラストだ。 最終決戦で鬼舞辻無惨を倒し、鬼たちを滅ぼしたことによって、この世界はようやく「人を喰う鬼がいない世界になった」とされる。そして「ただひたすら平和な 何の変哲もない日常が いつまでもいつまでも続きますように」という願いが語られる。(第204話「鬼のいない世界」) 続く最終話である「幾星霜を煌めく命」では、時代は一気に現代に飛び、炭治郎や禰豆子、善逸や伊之助の子孫たちが平和で微笑ましい日常を送る姿が描かれる。 つまり、この物語の世界では、鬼殺隊の剣士たちが命がけで鬼と戦って手にした平和が、そのまま現代まで続いているのだ。

    この国で特大ヒットするマンガ・アニメを楽しむには近現代史へのまともな認識などあってはならないのだ、ということがわかってきた。 - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2021/01/20
    面白そうだから今度はモルカーで日本近代史批判してみて
  • 憲兵までゆるふわ化してしまった『この世界の片隅に』 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』で太極旗シーン以上に問題なのが、憲兵が出てくるエピソードだ。この話は以前にも一度取り上げているので内容が一部重複するが、改めて問題点を整理してみることにする。なお、このエピソードに関しては原作マンガとアニメ版に大きな違いはない。 『この世界の片隅に』で「憲兵」はどのように描かれたか このエピソードでは、呉の軍港に浮かぶ軍艦をスケッチしていたすずを間諜(スパイ)容疑者として捕まえた憲兵が、すずを連れて北條家に怒鳴り込んでくる。[1] 家族たちは玄関先で怒鳴り散らす憲兵の説教を神妙に聞いていたのだが、憲兵がいなくなると、次のシーンでは、よりによってすずなどをスパイ扱いした憲兵をバカにして爆笑する。[2] 現実にはあり得ない憲兵描写 しかし、こんなことは当時の現実としてはあり得ない。 まず、憲兵がスパイ容疑者を捕まえたら憲兵隊詰め所に連行して尋問するはずで、容疑者の自宅に引っ

    憲兵までゆるふわ化してしまった『この世界の片隅に』 - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2020/08/22
    この手の記事の読みかたのヒント"海軍関係者の家族を検挙するのは避けたかったはずだ"に下調べしてない回答をしてるので、ここをメインに掘っていくと理解が深まる
  • 『この世界の片隅に』の太極旗シーンに感じる違和感を整理してみた - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』でとりわけ違和感を感じるシーンとして、8.15の玉音放送を聞いたあと、すずが翻る太極旗を見てはっと何かを悟り、泣き崩れる場面がある。 こうの史代の原作マンガでは、すずは「暴力で従えとったいう事か」「じゃけえ暴力に屈するいう事かね」「それがこの国の正体かね」「うちも知らんまま死にたかったなあ……」とつぶやいている。[1] まず疑問に感じるのは、永添泰子さんがツイートされているように、そもそもすずにはこの太極旗の意味が分かったのか、という点だ。 玉音放送聞いた後、すずさんが庭に出ると、太極旗が一つだけ見えますが、1925年(大韓帝国併合から15年後)生まれの、朝鮮の人とは交流がなさそうなすずさんが、どうして太極旗を見てすぐ判別できるのだろう?(朝鮮の人が外で見せたら多分逮捕されて殺される)、ととても違和感がありました。 https://t.co/JuOdHr0Zpx — 永

    『この世界の片隅に』の太極旗シーンに感じる違和感を整理してみた - 読む・考える・書く
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    greenT 2020/08/10
    確かにここだけ意識が現代人になってる。列強が植民地を持つことが当然でなくなったのはアフリカの年と言われる1960年代から。敗戦直後はまだ列強同士の力比べに負けたとしか思えないはず
  • 日経、さらっと「ゴボウ」「お灸」戦犯デマを拡散 - 読む・考える・書く

    BC級戦犯裁判に関する2大デマと言うべき「ゴボウ」と「お灸」だが、日経新聞と日経BPが共同運営するサイト「NIKKEY STYLE」にこれが載っているのを見つけてしまった。『こまつ座「闇に咲く花」 戦争責任の矛盾突きつける井上ひさし作品』という演劇評記事だ。(2012/4/24掲載。執筆は内田洋一編集委員。) 戦前と戦後で価値観が転倒した日。軍国主義から民主主義へ転換する中で、裁かれなければならなかった人たちがいた。戦争指導者の平和に対する罪を問うA級戦犯は公開の国際軍事法廷で裁かれたが、B級(通例の戦争犯罪)、C級(非人道的行為など)の戦犯は現地の法廷で非公開で裁かれた。BC級戦犯についてはずさんな裁きが多かったといわれ、中にはお灸(きゅう)をしたことが「火あぶり」になり、ごぼうをべさせたことが「木の根をわせる」虐待になった例もあったと報告されている。捕虜や現地民への虐待についても

    日経、さらっと「ゴボウ」「お灸」戦犯デマを拡散 - 読む・考える・書く
    greenT
    greenT 2020/08/07
    エイプマンとガメオベールは今何やってんだろうなー
  • 『私は貝になりたい』―― 戦後日本人の被害者意識を正当化した「不朽の名作」 - 読む・考える・書く

    『私は貝になりたい』は、1958年にラジオ東京テレビ(現在のTBS)がテレビドラマとして制作し、芸術祭文部大臣賞を受賞するなど、テレビドラマの名作として高く評価された作品だ。続いて翌年にはドラマ版と同じ橋忍の監督により映画化もされている。 ドラマ版と映画版では大半のキャストが入れ替わっているが、主役の清水豊松は同じフランキー堺が演じている。私は先日、この映画版の方を観た。 画像出典:Amazon.co.jp あらすじ 大戦末期、高知の港町で理髪店を営んでいた清水にもとうとう赤紙が届き、彼は内地の某部隊に配置される。30過ぎで子持ち、気が弱く要領も悪い清水は上官や古年兵に目をつけられ苦しい軍隊生活を送っていたが、ある夜、空襲に来たB-29が付近の山に墜落し、清水のいる部隊に搭乗員の捜索と「処分」が命じられる。 翌日の捜索で見つかった搭乗員は2名を残して既に死亡しており、その2名ももう虫の

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    greenT
    greenT 2020/07/22
    今この問題意識?こうやって本来連帯するはずの市民を国に分けて分断するからネトウヨみたいなのが生まれるんだろ。戦争は国家権力がやるもので、市民は被害者にならないように連携して反対するものだぞ
  • 「天皇一家が安心して観られる」という点に『この世界の片隅に』の本質が表れている - 読む・考える・書く

    戦争アニメを見ても責任感のかけらも示さない天皇家の人々 天皇一家(徳仁ナルヒト、雅子、愛子)は18日、前作にシーンを追加してリニューアルしたアニメ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を鑑賞した。 記事によると、試写会終了後、一家は片渕監督やすず役の俳優のんと懇談し、「圧倒されました」とか「感動しました」などと感想を述べたらしい。 www.asahi.com 「感動しました」。愛子さまは、さまざまな思いを込めたように、のんさんにそう伝えたという。 18日夜、長編アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(20日公開)のチャリティー試写会での出来事だ。愛子さまは天皇、皇后両陛下とともに出席。主人公の女性・すずの声を演じた俳優のんさん、監督の片渕須直さんと並んで映画を鑑賞した。(略) (略)作品は、戦時下の広島市や呉市を舞台に、主人公すずをはじめとする人々の営みを描き、いつの時代も変わら

    「天皇一家が安心して観られる」という点に『この世界の片隅に』の本質が表れている - 読む・考える・書く
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    greenT 2019/12/23
    天皇が安心して観るかどうかって端的に言えば他人の感情なんで、そんなのに左右される作品鑑賞観なんて貧しいもんだと思うよ
  • 語源がこうだからこれは差別語じゃないとか言い出すのは意味がないばかりか有害な謬論 - 読む・考える・書く

    たとえば「バカチョン」という表現の差別性を指摘されると、いや、「チョン」は差別語じゃない、なぜなら来こういう意味で・・・とか言い出す人が必ず出てくる。 とりあえず再録 文化文政期の十返舎一九『東海道中膝栗毛』でも「バカでもチョンでも」と書かれていて、ここで言うチョンとは繰り返し記号「ゝ」のことで、文字にもなれない文字として「半人前」という意味で使われていた。バカチョンという略は戦後にカメラの呼び名で広まった。(続 — 杉村喜光:知泉(三省堂辞典発売中 (@tisensugimura) October 11, 2019 来は民族を揶揄する言葉では無かったが、70年代後半に差別を非難する論者が「バカチョンは差別用語だ」と騒ぎ始め、それにマスコミも乗ってしまったという経緯がある。 実際には差別用語では無いが、それで嫌な思いをする人もいるので、あまり使わない方がよい言葉となっている。(続 —

    語源がこうだからこれは差別語じゃないとか言い出すのは意味がないばかりか有害な謬論 - 読む・考える・書く
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    greenT 2019/10/15
    西日本の連中のせいでいつの間にか部落が被差別部落のことを指すようになったみたいにコンセンサスがしれっと入れ替わる時期があるんで、うっかり使った人に対しては必要以上に叩かないようにしたい
  • 大和には天皇家より古い「万世一系」の家があった - 読む・考える・書く

    「神武天皇陵」問題の記事でも引用した住井すゑ氏と古田武彦氏の対談の中に、非常に面白いエピソードが書かれている[1]。 古田 そうですか。いやァあのね、私吉野でね、古事記に案内した人出て来ますね、あの子孫だっていう材木問屋の社長さんいましてね、額にかけて非常に自慢しとられた。ところでその後帰って来てからね、私のところへ知らぬある人から手紙が来まして、その人は京都大学の工学部へ入ったんだけど、例の学園闘争かなんかでね、途中でやめて材木会社に入ったと。そして木材の買付けで吉野へ行ったと。そしてある農家の家に泊ったと。でその農家の主人と酒飲んで話してるうちにその農家の主人が泣き始めるわけ、なんでかというたら「私の先祖は神武天皇が入って来た時に特に撃退してこれをい止めた家なんだ」と、「そういうことをね、近所は皆知っとるよ、だからもう当にね、戦争中はつらかった」と。 住井 はあァ。 古田 あれは

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    greenT
    greenT 2016/05/09
    孔子の子孫と同じで裏が取れない話は半分くらいに聞いておいたほうがいいと思うけど、一度神武天皇の遠征路付近で似たような話がないか調査したほうがよい。
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