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ブックマーク / xtech.nikkei.com (4)

  • 「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場

    マグニチュード(M)7.3を記録した熊地震の震から1週間がたった4月23日、筆者は日経コンストラクションの取材班第2陣として、熊県西原村にいた。構造物被害の全貌が次第に明らかになるなか、一つだけ一般の報道では確認できない被害情報があった。俵山トンネルの「崩落」だ。 震後、阿蘇大橋の崩落と同じく、俵山トンネルの被害も何度か耳にしたが、現場の状況を映像や写真で見る機会はなかった。崩落と一口に言っても、被害状況は様々だ。覆工コンクリートの表面がはく落したのか、トンネルが圧壊したのか、現地入り当初は詳細が全く分からなかった。 自分の目で被害状況を確かめるために、23日は早朝から俵山トンネルのある県道28号へ向かった。トンネルのかなり手前で車は通行止めということは、事前の情報で明らかになっていた。 県道28号の車両通行止め付近に到着してからスマートフォンで調べると、俵山トンネルまでは6km以

    「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場
  • 人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編)

    人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編) 群馬大学工学部教授 片田 敏孝氏 人は,何らかの被害が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだ。一般ユーザーの「セキュリティ対策をしなくても,自分は大丈夫」と思う意識に,悩んでいるセキュリティ専門家は多いだろう。防災研究家で群馬大学工学部教授の片田敏孝氏は,人のこのような心のあり方を「正常化の偏見(normalcy bias)」と呼ぶ。 「正常化の偏見」とは,「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価したりしてしまう人の特性」のことを言う。片田教授によれば,津波の危険地域に住んでいても,しばらく津波がなかったり,「津波警報」が出ても実際に津波が来なかったりすると,人は次に津波警報が出ても「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」と思って,避難しなくなってしまうという。 それでも片田教授は,津波や土砂

    人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編)
  • オンデマンド印刷+宅配で、パンフレットなどの破棄や大量在庫が不要に

    そのサービスを提供するは、ヤマト運輸のシステム関連会社、ヤマトシステム開発(YSD)。東京都内に持つ「YSD東京オンデマンドセンター」の一室には、巨大な印刷機が鎮座している(写真1)。富士ゼロックス製の「Xerox iGen4 Press」だ。その高さは約2.5メートル、付属ユニットを合わせた全長は10メートル近くにもなる。 この機械で、企業が製品/サービスを顧客に説明するために使うパンフレットや資料などを印刷する。印刷能力は1分間に110枚。カラー印刷や差し込み印刷も可能で、測色機と呼ばれる仕組みで、印刷物の色を数値化し、設定通りに正しい色で印刷できているかどうかをチェックしながら印刷する。センター内で、紙を二つ折りにする「中とじ製」や、紙の背の部分にのりを付ける「くるみ製」までが可能だ。 手持ちのパンフレットや資料が不足してきた企業は、専用のWebサイトから、必要な部数の印刷を注文

    オンデマンド印刷+宅配で、パンフレットなどの破棄や大量在庫が不要に
  • 紙の資料在庫を34%削減

    グラクソ・スミスクラインコマーシャル企画部門のフィリップ・オヴァロ部門長と同カンファランス&プロモーションサービス部の小野晃一プロモーションサービスマネージャー 製薬大手のグラクソ・スミスクラインは、取引先の医師に配布するための説明資料などの「仕分け」に2010年1月から取り組み、倉庫内の資料の量を半年間で34%減らすことに成功した。保管スペースの節約などによる直接的な効果だけでも、年間で1000万~2000万円のコスト削減効果になるという。 今回、資料削減に取り組んだのは、処方せんを必要とする医薬品を取り扱う部門。従来は医師からの突然の資料請求にも即応すべく、ほぼすべての資料を倉庫に保管。その数は1000種類に達していた。「1カ月に10枚出るかどうかの使用頻度の少ない資料でも倉庫の棚を1つ占領していた」(コマーシャル企画部門カンファランス&プロモーションサービス部の小野晃一プロモーション

    紙の資料在庫を34%削減
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