アジアの平和や発展に尽くした個人や団体をたたえ、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれるマグサイサイ賞に、ベトナムで長年、白内障などの手術を無償で行ってきた日本の眼科医、服部匡志さんが選ばれました。 マグサイサイ賞は毎年、アジアの平和や発展に尽くした個人や団体に贈られ、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれています。 過去には、貧困や飢餓に苦しむ人たちの救済に生涯をささげたマザー・テレサや、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世などが受賞しています。 フィリピンの首都マニラにある財団は31日、ことしの受賞者4人を発表し、日本からはベトナムで白内障などの手術を無償で行ってきた眼科医で、「アジア失明予防の会」代表の服部匡志さん(58)が選ばれました。 服部さんは、ベトナムで貧しさから白内障などの治療が受けられず、失明する人たちを救おうと、私財も投じておよそ20年にわたって手術や治療を無償で行い、高度