国民新党の亀井代表は29日の記者会見で、自民党参院議員の総務政務官を起用した人事の狙いについて、菅首相が退陣の条件に掲げた再生可能エネルギー特別措置法案の成立をにらんだものだったと説明した。 亀井氏は、再生エネルギー特措法案に対し、野党内では共産、社民両党の賛成が見込めると指摘。この場合、参院では計算上、民主、国民新の与党(109人)、共産(6人)、社民(4人)、与党系無所属1人を合わせ120人と、過半数(121)にあと1票不足するが、亀井氏はこの1票差を埋めるために必要だったのが浜田氏の一本釣りだったとした。 亀井氏は「浜田氏が(与党に)来たことで、公明党と自民党が反対しても、参院で成立するようになる」と語った。