「捕らわれの象かわいそう」=ネットで話題、飼育員ら困惑−井の頭公園の「はな子」 水を飲む国内最高齢の象「はな子」=2015年12月20日、東京都武蔵野市の井の頭自然文化園 井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)の象「はな子」の飼育環境をめぐり、ネット上で「コンクリートに囲まれ劣悪」「一頭だけでかわいそう」と話題になっている。この騒動に、飼育担当者は「飼育には細心の配慮をしている」と話し、来園者からは「はな子は地元の人々に愛されている」と困惑の声が上がる。 はな子は2歳のとき、戦後初めてタイから贈られた。69歳で、国内の象では最高齢だ。 騒動の発端は昨年10月に書かれた英文ブログ。寂しげな写真とともに「木も生えていない狭いコンクリートの囲いの中にたった1頭で生気なく立ち尽くしている」と記載され、フェイスブックなどで一気に拡散した。 ネット上では、はな子を別施設へ移すよう求める約30万の署名