2017年は「歴史系ベストセラー革命」の年として記憶に残るかもしれません。 2016年後半に発売された呉座勇一氏の『応仁の乱』が世間的にも大ヒット。 戦国三傑でも坂本竜馬でもなく、近年の大河ドラマや映画で取り上げられたわけでもない、普通なら歴史ファンにしか刺さらないであろう「応仁の乱」の新書が年を明けてジワジワ売れ、そして爆発しました。 新聞広告で腕組みをする呉座氏の写真を見て「この本がこんなに売れるなんて……」と感慨深かった人もいたことでしょう。 出版社にとっては“二匹目のドジョウ”を狙う絶対的な場面でもあります。 そこで中公新書が取り上げたのが「観応の擾乱」。 「応仁の乱」より更にハードルを上げてきましたゾ! 「観応の擾乱」ってそもそもナンでしたっけ……? 正直申し上げますと、 「応仁の乱」の次は「観応の擾乱」でどや! と言われたところで「いやいや、ちょい待ってよ、そもそも、それ何なの
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