参院は22日、本会議で昨年7月の初当選から1度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員に対して「議場での陳謝」とする懲罰処分を与野党の賛成多数で可決した。ガーシー氏は欠席し、登壇して陳謝文を読み上げる規則は履行されず、尾辻秀久参院議長はガーシー氏に対し、次回の参院本会議出席を命じ、27日までに可否を明示するよう文書で通告した。応じない場合は懲罰委員会に再度付託され、最も重く議員の身分を失う除名処分の検討に入る見込みだ。 「良識の府」とされる参院は、採決を前に同党の浜田聡参院議員が行った弁明を皮切りにヤジと怒号が飛び交う「NHK党劇場」となった。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長の「1回で除名もやむなし」発言について「私は立法府に身を置く者として、国会に登院しないという理由での除名という先例にないことを行うのであれば、立法を先にすべきと考える。斎藤議員は国会議員としての資