1994年刊ミスター珍が亡くなる前年に刊行された著書、「万病息災 糖尿地獄からの生還」を読む。こんな本が出ていたことは全然話題にならなかったし、こんな本を読んだのは流智美と吉田豪とGスピ編集部ぐらいなんじゃないかと思う。タイトル通りミスター珍の長年にわたる闘病の記録であり、しかし日本プロレスや国際プロレスの貴重な記録、歴史の証言でもある。正直言ってこの本はメチャクチャ面白かった。君たちも探して読みたまえ。 ミスター珍については、一度ここに書いたことがある。 pencroft.hatenablog.com 今回はこの本から、珍さんと力道山の出会いについて紹介したい。これでさえ、この本の面白さの100分の1にすぎないのであるが。 リキさんは、プロレスラーにショー的な要素だけではなく、本物の強さを要求する人でした。それが形になって現れたのが昭和31年に東京・人形町の日本プロレスセンター、通称”力
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