連載目次 前回は、文字列、数値、日付を扱うVBScriptの関数を取り上げ、それらを単独、あるいは組み合わせて使用することで、さまざまな処理が可能になることを示した。今回は前回に引き続きVBScriptの関数のうち、データ型を扱うものを取り上げるとともに、VBScriptにおけるデータ型の概念と利用法について説明する。 VBScriptのデータ型 前回述べたように、データ型(単に「型」ともいう)とは変数の種類であり、VBScriptには文字列を扱う文字列型、日付や時刻を扱う日付型などがあると便宜上これまで説明してきた。しかし、実は、VBScriptで扱われる変数はすべて、どんな値でも格納できるバリアント(Variant)型であり、文字列を扱う文字列型や日付・時刻を扱う日付型といった特定のものは厳密にいうと存在しない。が、バリアント型の変数に値を格納すると、その値の種類に応じて(例えば文字列
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