気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 自動車メーカーの2010年3月期・第2四半期累計業績は、各社の期初予想を上回る損益水準に着地した。通期予想についても、乗用車8社のうち当初から黒字予想の三菱自動車を除く7社が上方修正した。修正値は総じて保守的であり、実績はさらに上ぶれする可能性もある。 一方で各社首脳は、今後の経営環境については為替や需要動向など「予断を許さない」(トヨタ自動車の一丸陽一郎副社長)と口を揃える。業績には底打ち感が出てきたものの、「危機は去っていない」(日産自動車の志賀俊之COO=最高執行責任者)というのが実情だ。 8社のうち、期初に第2四半期までの累計の営業損益を黒字と予想していたのはダイハツ工業だけだった(ほかにスズキが収支トントン)。しかし締めてみると、ホ