羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故について国土交通省は、管制官と両機との交信記録を公表しました。その記録には海上保安庁の航空機には滑走路進入の許可が出ていないことが示されています。 国土交通省が公開したのは、事故があった羽田空港のC滑走路を離着陸する複数の航空機と管制官との交信記録の一部で、事故4分前の午後5時43分からのやりとりです。その中で管制官から日本航空の航空機に対しては、着陸許可の許可が出ていることが示されていますが、海上保安庁の航空機に対しては滑走路手前の停止位置まで地上走行するように指示されたやりとりはあるものの、滑走路に入る許可が出された記録はありませんでした。 現役のパイロットによりますと、通常は、こうしたやりとりのあと、さらに誘導路から滑走路内への進入許可が改めて出されるということです。 しかし、海上保安庁によりますと2日夜、医師の許可を受けた上で海上