2017.04.18 先進のものづくり力が支える、変わらない「強さ」 ~50年間も社会・産業の発展を支え続ける電子部品「形MYリレー」~ インタビュー テクノロジー シンプルな構造に宿る電気制御の根幹 鉄心に銅線を巻いたコイルに電圧を加えると、コイルが電磁石になり、金属を引き寄せる。この働きを利用し、電気信号を受け取って、接点をオン・オフ(開閉)することで次の機器に信号を伝える役割を果たすのが電子部品のリレーだ。リレーのコイルにわずかな電圧を加えるだけで、工場で稼働するような大型の機械を動かす力を生み出すことができ、産業用装置や機械の制御にリレーが使用されている。 リレーの元祖であり、その信頼性の高さから「リレーの代名詞」とまでいわれるのが、オムロンの「形MY(カタ エムワイ)リレー(以下、MY)」。 1966年に誕生したMYは50年が経ち、生産累計は8億個を超え、産業用の装置や機械を始め