第9回 【ドッジボール症候群】 言葉のキャッチボールが大切と言いながら、実際は自分が言いたいことだけを一方的にドッジボールのように相手に思いっきりにぶつけてくる殺伐とした職場で疲弊する現象がドッジボール職場症候群である。具体的問いかけと、よけるべき・取るべきボールの見極めが解決のポイントである。 ドッジボール症候群とは何か? 言葉のキャッチボールが大切だと力説するリーダーは多い。しかし実際は自分が言いたいことだけをドッジボールのように一方的に思いっきりに相手にぶつけるだけで、相手のことはお構いなしのリーダーにより殺伐とした雰囲気で職場が疲弊する現象がドッジボール症候群である。 筆者は多くの職場を訪れるが、職場の雰囲気は、会社というよりも部署によって大きく異なっており、雰囲気の良い部署は、上下分け隔てなく談論風発、自由闊達、双方向のコミュニケーションがなされている。しかし、最近は、そうした良