送検される猿橋望・元NOVA社長(中央)=25日午後0時56分、大阪市中央区の大阪府警本部(頼光和弘撮影) 英会話学校「NOVA」(大阪市、破産手続き中)の元社長、猿橋望容疑者(56)らによる社員積立金横領事件で、猿橋容疑者が大阪府警捜査2課の調べに対し、「流用してはいけないと知らなかった」などと供述していることが25日、分かった。また流用当時、5億円を超える個人資産を保有していたことも判明した。 府警は、猿橋容疑者が自らの資産は維持しつつ、解約した受講生への返還金に積立金を流用したとみて調べている。 調べでは、猿橋容疑者らは昨年7月、社員の互助組織「社友会」の積立金のほぼ全額となる約3億2000万円を、関連会社「ノヴァ企画」を通じてNOVAの口座に入金。受講生への返還金に流用した疑いが持たれている。 猿橋容疑者は、府警の調べに対し、積立金をノヴァ企画に入金するよう村田利彦容疑者(49)=