【ドラマ・企業攻防】“50周年ご長寿商品”の秘密 ベビースターにクレラップも (1/4ページ) 2009.8.22 18:00 50周年を迎える“ご長寿商品”に脚光が集まっている。天覧試合で巨人の長嶋茂雄選手がサヨナラ本塁打を放った昭和34年に誕生したのが、ベビースターラーメンやJR貨物のコンテナ専用列車だ。池田勇人首相が所得倍増計画をぶち上げた昭和35年には、呉羽化学(現クレハ)の「クレラップ」が発売された。100年に1度の経済危機で企業そのものの存亡が試されるなか、その長寿の秘密に迫った。もったいないが原点 津市に本社を置くスナック菓子メーカー、おやつカンパニー。昭和34年当時、同社はノンフライ即席めんを製造していた。 ある日、創業者で当時社長だった松田由雄氏(故人)は、天日干しをしていためんのかけらがこぼれ落ちているのを見つけた。 「もったいない」。松田氏は、急いで袋に集め、それを