印刷 関連トピックス北朝鮮金正日 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏による新指導部が、昨年末の金正日(キム・ジョンイル)総書記の告別式のころ、米国との食糧支援の交渉を再開し、支援の増量と内容の変更を求めたことがわかった。米国は拒んだが、金総書記の死去後に止まっていた対米外交が再始動したことになる。今後、核問題を含めて米朝間の接触が活発化する可能性がある。関係筋が明らかにした。 関係筋によると、北朝鮮はニューヨークの国連代表部を通じ、米側に「我々はもっと食糧が欲しい。(米側が提案した支援物資の)中身も変えたい」と要求。米側は、金総書記死去前の先月中旬に北京で開いた食糧支援を巡る米朝協議で示した内容のまま受け入れるよう求めたうえで、再び協議に応じる用意がある旨を回答したという。北朝鮮が新体制の下で米国に直接、要求をしたのは初めて。 この関係筋は北朝鮮の要求について、「米やトウモロコシと