衆院総務委員会や東京都議会で相次いだ自民党議員による女性蔑視のヤジを受け、同党は7日、発言に注意するよう求める石破茂幹事長名の通達を、地方議員を含む全所属議員に出した。巨大与党のおごりや緩みだとの批判が起きており、再発防止を訴えることで問題の早期収拾をはかろうとしている。 通達は「我が党所属議員による心ない発言がなされ、厳しい批判を浴びている」として、「人間の尊厳や人格を傷つける発言は言語道断。国民・有権者に選ばれたという自覚を持って、ご自身の発言には十分注意され、議会人として他の範たるよう、厳に自己を律し、行動を」と注意を呼びかけている。 議会でのヤジを巡っては、自民党の大西英男衆院議員=東京16区=が4月の衆院総務委員会で、日本維新の会の女性議員に「まず自分が子どもを産まないとダメだぞ」とのヤジを認めて謝罪。都議会でも6月、「早く結婚した方がいい」とみんなの党の女性都議にヤジを飛ばした