サウジアラビア西部ジッダの裁判所は28日までに、禁止されている女性の運転の解禁を求めて運転を強行した女性にむち打ち10回の判決を言い渡した。フランス公共ラジオなどが人権活動家の話として伝えた。判決を受けたのはシャイマ・ジャスタニア被告。7月、運転中に当局に拘束されたという。被告は控訴する見通し。厳格なイスラム社会のサウジでは「見知らぬ男性との出会いが増え、家庭崩壊につながる」などとする保守勢力の意見から、女性の運転が禁じられている。アブドラ国王は25日、4年後の自治評議会(地方議会)選で女性の参政権を認めることなど女性の権利向上を表明していた。(共同) [2011年9月28日23時59分]